0.まえがき
みなさんこんにちは。ベイダーたかはしと申します。
今シーズンのベイスターズ戦現地勝率は、今のところ1勝6敗と悲しいことになっています。
さて、本記事では、前回に引き続き2025年ドラフトについて各球団の指名を妄想したいと思います。前半戦終了までに12球団分の記事を書くことを目標に更新していきたい所存でございます。
今回は6/24(火)時点で(なんとか)セリーグ2位につけている横浜DeNAベイスターズの2025年ドラフトについて考えてみたいと思います。
贔屓球団故にいつもより辛口になってしまったら申し訳ありません。
1.注意事項(前回までと同内容)
少し長くなりますが、以下の点に注意しながらお読みいただけると幸いです。(前回までの記事をご覧になった方は読み飛ばしていただいて構いません)
【最重要事項】
- 筆者はただの野球素人です。プロアマ問わず、書いている内容、特に技術的な内容については何のあてにもなりません。
- 本記事は6/23(月)時点での情報をもとに妄想したものです。余力があればドラフト直前期に同内容についてもう一度記事を書きたいと考えています。
【戦力分析について】
- 各チームの戦力について、「1.先発」「2.中継ぎ」「3.投手の左右バランス」「4.打撃」「5.捕手」「6.二遊間」「7.センター」の7つの項目に分けて簡易的に分析を行っています。
- 上記7つの項目について、それぞれ「主力のクオリティ」「サブ含む選手層」「3年後の見通し」の3つの観点でチェックを行っています。
- 以上7×3=21項目について、ある程度データは見つつも最終的には筆者の主観に基づいて、A~Eの5段階で評価をつけています。
- この5段階評価では相対的評価を意識しています。したがって、各項目について少なくともどこか1チームはA評価(最高評価)、どこか1チームはE評価(最低評価)をつけるようにしています。
- 「3年後の見通し」について、FA権を行使して国内移籍する可能性についてはあまり考慮していません。一方で、MLB志向の強そうな選手については、挑戦の可能性を多少考慮しています。
【一人仮想ドラフト指名結果について】
- 筆者が勝手に考える各球団の補強ポイントに対して、その穴を埋めにいくことを優先気味に、各球団の支配下ドラフトの指名を妄想してみました。(育成指名案については基本的に作成していません)
- 上記に加え、近年における各球団の指名傾向も多少考慮するようにしています。
- 以上の2点を頭に置きつつ、各メディアからの情報を勝手にまとめた候補リストをベースに、一人で12球団の役をしながら2025ドラフトをシミュレーションしました。ただし、今ドラフトでは唯一無二の立ち位置である明治大小島大河選手だけは指名案で二度登場する予定です・・・。
- NPB以外の進路を志望する旨の記事を確認した選手については、なるべく指名案から外しています。
- いわゆる「順位縛り」については考えないものとします。
- 指名案作成にあたり、創価大立石正広選手については敢えて全球団の案から外すようにしています。立石選手が2025ドラフト候補の中では頭一つ抜けて高い世間評価を獲得している印象で、現状は多くの球団で競合が予想されることから、特定の球団だけ立石選手を獲得する前提で指名案を組んでしまうと見栄え(?)に大きな差が出てしまうと考えたからです。
以上、注意事項について書かせていただきました。それでは、本題に入っていきたいと思います。
2.戦力分析(投手)

昨年はCSを勝ち抜いたうえで日本シリーズを制覇したベイスターズですが、今シーズンはあまり順調にいっていないことの方が多いように思います。それでも6/24(火)現在貯金1の2位で踏みとどまれている要因としては、投手陣の頑張りが大きく、6/24(火)時点でのチーム防御率2.57はリーグ2位の数値です。
この投手陣の屋台骨となっているのが東克樹投手、ジャクソン投手、ケイ投手、バウアー投手の4名の先発投手です。なんと現時点でチーム全体の投球回610.0のうち、半分以上の321.0をこの4名で食っているわけですから、いかにこの主力級投手たちにチームが依存しているかがお分かりいただけるかとおもいます。
このうち東投手、ジャクソン投手、ケイ投手の三名は現状十分に内容も伴っており、上位ローテーションの安定感はリーグ屈指と言っていいでしょう。また、費用対効果の点は一旦置いておくとして、確かに今シーズンのバウアー投手はかなり不安定な内容に終始していることは間違いないですが、下位ローテ級先発2枠分を1人で埋めていることもまた事実です。後述しますが、今シーズンのベイスターズにおいて、下位ローテ級の先発投手をここからあと2名追加できるとはあまり思えないので、バウアー投手の働きもチームにはなくてはならないものとなっています。
そして、この4名の次に先発として出番を得ているのが、大貫晋一投手、石田裕太郎投手、平良拳太郎投手の3名で、登板数等の差はあれど、以上の7名でローテーションを回している状況です。
と、ここまでベイスターズ一軍先発陣についてざっと紹介しました。今シーズンを戦う点に絞ればなかなかの陣容ですが、中期的な目線に立つと、この先発投手陣はかなり見通しの悪いものとなっています。
その原因は、みなさんご存じの通り外国人投手への依存度が高すぎることにあります。いくら彼らが真面目に野球に打ち込んでくれようとも、いくら彼らが横浜の街を愛してくれようとも、制度として外国人投手の去就は日本人投手の何倍も不安定にならざるを得ません。そんな不安定な存在にチームの土台の大半を委ね、何とか競争力を保っているのが今のベイスターズの実情です。
また、二軍の先発陣もここまではあまり思わしくない状況です。21年ドラ1小園健太投手はなかなかの安定感で成長ぶりをアピールできているものの、24年ドラ1竹田祐投手や22年ドラ2吉野光樹投手は二軍でも時折滅多打ちに合うことから即戦力候補としての期待に応えられておらず、庄司陽斗投手も綱渡りの内容ながらなんとかゲームメイクするという登板が目立ちます。この中の何人が現状のバウアー投手より高いクオリティを発揮できるかといえば、甘く見て小園投手1名しかいないでしょう。
今オフに外国人先発3人衆が全員揃って退団するとは考えにくい(というか考えるだけで恐ろしい)ですが、逆に3人揃って残留することも考えにくいです。したがって、今ドラフトで先発ローテーションを争う力量のある、即戦力に近い投手を指名することは半ば必須になってくるのではないでしょうか。既に30代の大貫投手をはじめ、東投手や平良投手も30代目前であることから、先発投手候補についてはどんどん獲得し、競争レベルを上げていく必要性が極めて高いです。
ここまで先発投手陣に関する言及が長くなってしまいましたので、中継ぎ陣については軽めに触れるにとどめたいと思います。
今シーズンは昨年と比較しても主力リリーフの顔ぶれがかなり変わりました。セットアッパー級の伊勢大夢投手、ウィック投手は安定感のある剛腕っぷりをここまで披露している他、入江大生投手が故障から復帰し、これまた剛速球を投げ込むクローザーとして君臨しています。また、宮城滝太投手や中川虎大投手の成長はかなり心強く、山﨑康晃投手や森原康平投手らベテラン勢の不振を埋める活躍をここまで披露しています。
二軍では徳山壮磨投手が制球に苦しむなど苦戦している20代リリーフも少なくありませんが、一方で若松尚輝投手やマルセリーノ投手など着実に結果を出している投手もいます。結局、全体でみれば年々リリーフ陣の新陳代謝が進んでいますので、中継ぎ補強を目的とした投手指名の必要性はそこまで大きくは感じません。ただし、計算の立つ左腕リリーフが現状ほとんどいないことから、対左打者への適性の高い投手については余力があれば指名したいところではあります。
以上、投手の指名ポイントをまとめると、次のようになります。
- 外国人エースたちの流出に備え、早いうちから先発候補争いに食い込めるような、即戦力に近い先発型投手(できれば複数名)
- 対左打者に強みのある左腕リリーフ候補
3.戦力分析(野手)

昨年はセリーグでもトップクラスの打撃力を原動力に日本シリーズを勝ち抜いたベイスターズ。ところが、今シーズンは一転して平凡な得点力にとどまっており、時折極端な貧打に陥るケースが目立ちます。
野手陣で最も穴となっているのがショートです。昨シーズン終盤に森敬斗選手が攻守に存在感を見せ、いよいよ本格化する期待感を持たせましたが、一転今シーズンは現状攻守ともにかなり粗の多い姿を見せてしまっています。その代わりに出番を得た林琢真選手が攻守にスケールアップした姿を見せるという明るい材料もありますが、現在故障中でレギュラー奪取とはいっていません。その他石上泰輝選手も一軍級投手への対応力に課題、実績組の京田陽太選手や柴田竜拓選手もその活躍は限定的であるなど、ショートのレギュラーどころか、準レギュラーといえる存在すらいない状況です。これは12球団でも最も深刻なショート事情であると言っていいでしょう。
林選手の台頭、森選手や加藤響選手らの伸びしろをどう見るかによって意見は分かれると思いますが、現状は昨年よりもショート事情が悪化している以上、今ドラフトでショートとしての総合力が高い即戦力候補の指名は、非常に優先度の高い項目であると思います。
また、ショート起用の不安定さに隠れがちですが、センターについてもチーム編成上かなりの弱点になってしまっています。昨年日本シリーズでMVPを獲得した桑原将志選手は、相変わらず溌剌としたプレーを見せてはいるものの、現状打撃面ではそこまで振るっていません。今年で32歳を迎える年齢であることからも、そろそろ桑原選手依存の編成から脱却していきたいところです。
そこで新たなセンター候補として真っ先に名前が挙がるのは、昨年プチブレイクした梶原昂希選手でしょう。ですが、現状は他球団投手による丁寧な攻めに苦戦してしまっており、フリースインガー気質も相まって打撃が非常に淡白に映ります。その他蝦名達夫選手も年齢を考えると突き抜けた活躍は見せられておらず、実績組の関根大気選手や神里和毅選手も二軍で平凡な打撃成績にとどまっていることから、センターのレギュラー争いはどちらかというと悪い意味で混戦となってしまっています。たしかに桑原選手、梶原選手、蝦名選手と打撃でOPS.600前後は計算できる選手が複数いることから、ショートほどは深刻な状況ではないですが、とはいえ到底チームの中で強みであるとも言えません。ですので、今ドラフトでセンター候補を獲得し、その競争にポジティブな刺激を与えていきたいところです。
そしてベイスターズのドラフト戦略を考えるうえで忘れてはならないのが、サード宮崎敏郎選手の後釜問題です。昨年終盤あたりから速い球への対応遅れからか明確に空振りが増えてきたという印象を持っていましたが、今シーズンもその傾向は続いてしまっています。それでも随所にバットコントロールの巧みさを見せてはいますが、敏捷性の衰えも顕著であることから後釜の確保はもはや喫緊の課題です。
現在宮崎選手の後釜候補としては、トレード加入1年目の三森大貴選手、プロ2年目25歳の井上絢登選手らがいます。しかし、三森選手は足の速さこそ驚異的なものの打撃が淡白で、井上選手は二軍では頭一つ抜けた長打力を見せるものの攻守に確実性を欠くことから、現状この二人が宮崎選手に代わる存在として台頭しているとは言えません。したがって、総合力の高いサードの即戦力候補の確保についても、これまた今ドラフトで指名したいポイントとして挙がってくるはずです。数は多いショート候補の何人かがサードに流れうることから、ドラフト指名においては打力優先で獲得したいところです。
以上、野手の指名ポイントをまとめると、次のようになります。
- レギュラー級不在のショートの勢力図を一気に塗り替える可能性のある、即戦力候補ショート
- 宮崎選手の後釜として、打撃中心に総合力の高い即戦力候補サード
- 2,3年後にはリードオフマンとして活躍する未来の描けるセンター候補
4.一人仮想ドラフト指名結果
さて、ここまで筆者なりに補強ポイントを洗い出してみましたが、過去2回のタイガースやファイターズとは異なり、かなり穴の多い編成であることがお分かりいただけたかと思います。投手野手ともにドラフトを用いて強化したいポイントが多く、何に優先順位を置いてドラフト指名を行うかは非常に難しいところです。
その中で、今ドラフト候補でも頭一つ抜けた評価を獲得している創価大立石正広選手に狙いを定め、サードの世代交代を一気に図っていくのが最もポピュラーな案となるでしょう。ただし、本記事では敢えて立石選手を外して指名案を作成するようにしていますので、サード強化の方針を貫くのであれば、次点で名前が挙がるのは法政大松下歩叶選手あたりでしょうか。実際筆者もXで松下選手1位想定のドラフト指名案をポストさせていただきましたし、松下選手狙いも十分良い戦略だと思います。
ただ、現状のベイスターズにおいて、最も穴の大きいポジションはショートだと思います。何しろ2019年の大和選手以降規定打席到達者がいませんし、今シーズンも林選手を除くショート系選手は成績を落としています。そんな状況を一気に打破するためにも、今ドラフトではNo.1ショートと見ている東海大大塚瑠晏選手に狙いを定めるべきだと考えました。松下選手もショート経験はある選手ですが、プロでショートを守ることを想定すると大塚選手のほうがベターな選択ではないかと思います。大塚選手以下、数多くある補強ポイントをできるだけバランスよく強化することを意識しました。
以下、一人仮想ドラフト指名結果と簡単な指名選手情報を記載します。(選手情報は各メディアの情報受け売りの場合がほとんどです・・・。)
- 1位の大塚選手は、守備技術の高さを中心に走攻守に高い総合力を有する、今ドラフトではNo.1のショート候補です。特にグラブ捌きや身のこなしは一軍級ショートと比較しても遜色ないと思われ、難しい打球も容易くアウトにします。打撃でも元々振りが強かったところにコンタクト力がついてきており、今春のリーグ戦や大学選手権で見せた姿はまさに強打者そのものでした。上位候補として唯一懸念されるのがそこまで大きくない体格ですが、これだけ技術が高くて思い切り振れるわけですから、何も心配はいらないと思います。
- 2位の渡邉投手は、最速152km/hの直球と鋭い変化球を武器に奪三振を量産する、大学生屈指の実力派左腕です。特に鋭い腕の振りから放たれるチェンジアップは非常にブレーキが利いており、「魔球」とも称されるほどの威力を誇ります。その反面、上位候補としてはやや制球面が荒れ気味な印象もありますので、得意球を際立たせるためにも、直球の精度向上がカギとなるでしょう。即戦力というよりは1,2年間鍛えるべき存在かもしれませんが、もう一皮むければプロでも支配力の高い先発左腕となる可能性は高いです。
- 3位の冨士投手は、投手陣の厚い日本通運において主戦級投手を務める、最速155km/hの剛腕投手です。直球に加えスライダーやチェンジアップといった変化球も鋭く、大学時代は課題とされていた制球面も改善しつつあることから、プロでも先発として結果を出す能力を十分に持っています。大貫投手以降はチームとして社会人投手の指名がうまくいっていませんが、冨士投手ほど球に威力があるのであれば結果を出してくれるはずです。
- 4位の繁永選手は、素直なスイングで右へ左へ長打を放つパンチ力が魅力の大学生内野手です。きちんとボールを呼び込んで打ち返せる印象が個人的に強く、三振が少なく四球を多く選べている点もGoodです。今春のリーグ戦では成績が振るいませんでしたが、その後は復調をアピールし見事代表に選抜されています。足や肩も悪くなく、ショート以外であれば問題なく守れるはずですので、牧選手と共にベイスターズ内野陣をがっちり固めてもらいたいところです。
- 5位の中野投手は、今年の大阪桐蔭高校でエース格を担う、高1時に最速149km/hを計測したこともある高校生右腕です。勢いのよいフォームから一見剛腕タイプにも思えますが、スライダーなどの変化球も含めて制球も比較的安定していることから、むしろ総合力に優れる投手というべきでしょう。本調子でなくとも大崩れしない点からゲームメイク能力に定評があり、将来の先発候補として早いうちからファームの実戦機会を投資していきたい好素材です。
- 6位の彦坂選手は、センターを十分に守れる脚力と左中間を深々と破るパンチ力を併せ持つ、三塁打の多い左打ちの大学生外野手です。特に3年春のリーグ戦は出色の出来で、打率.410で首位打者に輝きました。ただ、その後は大活躍とはいっていないので、今秋こそは大暴れが期待されます。今年の大学生外野手はドラフト候補こそ多いものの、センターらしい選手となると案外少ない印象であり、下位でセンター候補を狙うとなるとこの彦坂選手は有力な選択肢になると思います。
以上、先発として成功しそうな投手、ショート、サード、センターと補強ポイントをバランスよく強化する指名案を組んでみました。今ドラフトでは1位で野手を狙ってほしいのが一ファンとしての思いですが、そうなると2位3位では投手でまとめに行くのが現実的な落としどころかなと思います。
次回は福岡ソフトバンクホークスのドラフト指名妄想記事を書かせていただく予定です。
横浜DeNAベイスターズ編はこれにて終了です。ここまでお読みくださり誠にありがとうございました。