ベイダーたかはしの野球雑記

野球に関する様々な情報/雑感を発信します。

【プロ野球】2025ドラフト直前!1人12役で仮想ドラフトやってみた(2025/9/28実施)

0.まえがき

みなさんこんにちは。ベイダーたかはしです。

個人的にどちらかというと三浦大輔政権支持派の立場だったこともあり、今年限りの監督辞任はかなりショックを受けています・・・。

 

さて、2025年のドラフト会議残り1か月を切ったこともあり、いよいよ多くのプロ野球ファンも若き候補生たちに大きな関心を寄せる時期となってきました。筆者自身も、ますます楽しみが膨らんできており、毎日妄想が止まりません。

 

その妄想欲を発散するべく、先日2025年9月28日(日)に、仮想ドラフトを実施しました。といっても、記事タイトルの通り野球素人の筆者1人で12球団の役を行いましたので、その信憑性はお察しのレベルです。

 

とはいえ、現在筆者が持っている知識をできるだけこの仮想ドラフトに落とし込んだつもりですので、今回記事では仮想ドラフトの詳細を記事にさせていただきたいと思います。

 

なお、今回の仮想ドラフトは「予想60%、願望40%」で行っています。

もちろん各球団の補強ポイントを意識しつつ都度できるだけ能力の高い選手をピックしたつもりですが、それと同等かそれ以上に「この球団はこういうドラフトをしそうだな」という要素も重視しています。

また、冒頭にも記載の通り本記事は2025/9/28時点の情報に準じているため、あの選手が実はプロ志望届を出している/いない等、一部最新情報とズレがあることはご承知おきください。

 

そして、今回の記事は全部で2万字オーバーの大作記事となってしまいましたので、お時間が限られる方は、以下の目次から気になるところに飛んでいただいて構いません・・・

 

 

1.仮想ドラフトを行うにあたっての前提

 ※※指名結果だけ見たい方は「項2」へ飛んでください!※※

 

個人的に行った仮想ドラフトを(一応)インターネットの海に公開するにあたって、さすがにあまりにも行き当たりばったりな指名を行うわけにはいかないと考えました。そこで、仮想ドラフトを行うにあたり、各球団の補強ポイントや過去の指名傾向についてある程度把握したうえで臨もうと考えました

あくまで野球素人でしかない一ファンの筆者がざっと書き起こしたものですので、いくつかは的を外しているとは思いますが、何も前提条件を設定しないよりはマシかなと思っています。

 

以下、長々と各球団の補強ポイントや過去の指名傾向といった、仮想ドラフトを行う上での前提条件を掲載しています

(繰り返しになりますが、気になるところ以外は斜め読みしていただいて構いません・・・)

 

■全体共通ルール

【指名人数について】

 

【各球団の補強ポイントについて:各球団ごとに5つ設定】 

  • 「特大」:今オフに強化しなければ来シーズン12球団最弱クラスの弱点として露呈しうる補強ポイント
  • 「大」:今オフに強化しなければ来シーズン12球団下位クラスの弱点として露呈しうる補強ポイント
  • 「中」:来シーズン以降に向けて強化することが望ましい補強ポイント

 

【指名縛りについて】

  • 特段報道の出ていない候補について、「縛り」は以下のようにゆるく設定(というより、筆者がなんの情報網も持っていないだけです)
  • 名門高校のレギュラーや日本代表クラスの高校生は「支配下縛り」とする
  • 日本代表レギュラークラスの大学生は「3位縛り」とする
  • 名門大学のレギュラーや候補合宿クラスの大学生は「支配下縛り」とする
  • 社会人企業チームからの選手輩出は、1チームにつき2名までとする

 

福岡ソフトバンクホークス

【補強ポイント:特大】

  • なし

 

【補強ポイント:大】

  • 候補はいるが決定打に欠ける捕手
  • プロスペクトはいるものの若干心許ない先発

 

【補強ポイント:中】

  • 柳田、山川、近藤らの次の世代を担う強打の野手
  • 頭数はそこそこいるが層の薄い左の中継ぎ
  • イヒネらとの競争相手になる次世代ショート

 

【近年の指名傾向】

  • 過去10年の初回入札競合率は80%と高め。スケール感重視の目玉候補への入札が多い。
  • 外れ1位の指名も素材寄りの選手チョイスを好むが、選手ジャンルについては初回から方針転換することも多い。
  • ここ5年間あたりで、2位、3位のどちらか(あるいは両方)の枠を用いて比較的堅実な選手を獲得するケースが増えている。
  • 北海道/東北地方の大学生指名が多め。(過去10年で育成含め14名)
  • 支配下での独立リーガー指名は、08年の金無英のみと少ない。
  • 育成指名では高校生、大学生の獲得が軸となっており、特に東農大(北海道)からの獲得例が多い。
  • 大卒社会人の獲得は少なめ

 

北海道日本ハムファイターズ

【補強ポイント:特大】

  • なし

 

【補強ポイント:大】

  • 先発中継ぎともにベテランに依存気味の左腕
  • 候補こそ多いが絶対的な存在に乏しい二遊間

 

【補強ポイント:中】

  • 日替わりで起用が定まらないセンター
  • やや高齢化気味の中継ぎ陣
  • 次世代プロスペクトが不足気味のセンターライン

 

【近年の指名傾向】

  • 過去10年の初回入札競合率は70%とまずまず。「アマ野球のスター」がいる年はその候補へ、いない年は好投手や二刀流選手へ入札する傾向がある。
  • 外れ1位の指名も好投手や二刀流選手のチョイスが多いのは同様。
  • ここ5年間の上位3名を見ると、2020年、22年、23年は即戦力重視で、21年、24年は素材重視と、明確な指名意図が感じられる
  • 東都大学からの選手獲得が比較的少なめ。(過去10年で育成含め4名)
  • 支配下での独立リーガー指名は過去なし
  • 育成指名では高校生の獲得が軸となっている。
  • MLB経由のドラフト対象者の獲得に積極的。

 

オリックスバファローズ

【補強ポイント:特大】

  • 球威とタフネスを両立した投手

 

【補強ポイント:大】

  • 中堅ベテラン勢に依存気味の長打力
  • 単純に枚数不足の中継ぎ左腕

 

【補強ポイント:中】

  • やや層の薄い二遊間
  • 同様にやや層の薄い捕手

 

【近年の指名傾向】

  • 過去10年の初回入札競合率は50%と低い。一番人気の選手に入札したのは18年(小園)と20年(佐藤輝)だけで、単独指名志向が強い
  • 外れ1位の指名は、外した選手のジャンルと比較的近しい選手が多いほか、素材型に寄って行く傾向もややみられる。
  • ここ5年間で、3位までに社会人選手の獲得はゼロ。また、2020年、23年と上位3名が高校生で占められており、時折思い切った素材型指名を敢行している
  • 東京六大学からの選手獲得が特徴的。(過去10年で支配下4名、うち3名は立教大学
  • かつては支配下で定期的に独立リーガーを獲得していたが、13年の柴田健斗以降は支配下での獲得を行っていない。
  • 育成指名では独立リーガーの指名がやや多め。
  • 近年は下位指名枠を用いた社会人選手の獲得に積極的

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

【補強ポイント:特大】

  • シーズン通して先発ローテーションを張れる投手
  • 質・量ともに物足りない捕手

 

【補強ポイント:大】

  • ベテランや助っ人に大きく依存する長打力

 

【補強ポイント:中】

  • 選手層が薄めの外野手
  • 手薄気味の中継ぎ左腕

 

【近年の指名傾向】

  • 過去10年の初回入札競合率は80%と高め。基本的に目玉志向だが、例外的に2022年の吉野は単独狙いか。
  • 外れ1位の指名は、外した選手のジャンルと比較的近しい選手が多い。
  • ここ5年間は、3位までの枠を投手に費やすケースが多い。(15名中11名が投手)
  • 東京六大学からの選手獲得が多い。(過去10年で支配下11名)
  • 2024年に支配下で独立リーガーを2名獲得。
  • 育成指名では独立リーガーの指名がやや少なめ。
  • 素材重視ドラフトと即戦力重視のドラフトを交互に行う傾向あり

 

埼玉西武ライオンズ

【補強ポイント:特大】

  • 火力不足のサード(とDH)

 

【補強ポイント:大】

  • 明確なレギュラーに乏しい二遊間
  • エース流出の危険性がある先発

 

【補強ポイント:中】

  • 左腕中心に層のやや薄い中継ぎ
  • 古賀の対抗馬たる存在が欲しい捕手

 

【近年の指名傾向】

  • 過去10年の初回入札競合率は60%と低め。平成は投手入札に固執していたが、令和に入って野手にも多く入札
  • 外れ1位の指名は、外した選手のジャンルと比較的近しい選手が多い。
  • ここ5年間の上位3名を見ると、野手重視の年と投手重視の年が交互に来ていることがわかる
  • 地方の素材型大学生を積極的に指名する傾向は残りつつも、近年その傾向はやや薄まり気味
  • 2015年~19年の期間は支配下で積極的に独立リーガーを獲得していたが、それ以降は支配下指名なし。
  • 育成指名では高校生、大学生、独立リーガーをまんべんなく指名。
  • 近年は中下位の高校生投手育成に定評あり。

 

千葉ロッテマリーンズ

【補強ポイント:特大】

  • 一軍級クオリティの頭数が不足する投手陣
  • 攻撃力不足の二遊間

 

【補強ポイント:大】

  • 先発中継ぎともに左腕不足
  • 全体的に数が少ない支配下野手プロスペクト

 

【補強ポイント:中】

 

【近年の指名傾向】

  • 過去10年の初回入札競合率は90%と高い。野手への入札率が60%と高めで、その年の打撃No.1と目される候補を狙うケースが多い。
  • 外れ1位の指名は、外した選手のジャンルと比較的近しい選手が多い。
  • ここ5年間は、3位までに必ず大学生or社会人内野手を獲得している
  • 大学生指名については各地からまんべんなく獲得している印象。
  • 支配下での独立リーガー獲得は、06年の角中和也と23年の大谷輝龍の2名のみと少なめ。
  • 育成指名では近年高校生指名が軸となっており、独立リーガーの指名は少なめ。
  • 細身の素材型右腕の戦力化に近年手ごたえあり。

 

 

阪神タイガース

【補強ポイント:特大】

  • なし

 

【補強ポイント:大】

  • 近本に次ぐ存在が定まらないセンター
  • 絶対的レギュラー不在のショート

 

【補強ポイント:中】

  • ベテランに起用が集中するキャッチャー
  • やや高齢化気味の中継ぎ左腕
  • 伸び悩む前川、井上らに刺激を与える強打者候補

 

【近年の指名傾向】

  • 過去10年の初回入札競合率は80%と高め。2020年までは強打の目玉野手入札が多かったが、それ以降は投手入札にややシフト。
  • 外れ1位の指名は、外した選手のジャンルとかなり近しい選手に拘る傾向あり。
  • ここ5年間は、3位までの枠を投手に費やすケースが多い。(15名中11名が投手)
  • 関甲新大学連盟からの選手獲得が比較的多い。(過去10年で育成含め6名)
  • 支配下での独立リーガー獲得は、過去10年で6名と多め。
  • 育成指名では高校生を獲得しない方針を貫いている。その分大学生の獲得が多め。
  • 5年連続で奈良県内の高校の卒業生を獲得している。(村上→前川→戸井→津田→伊原)

 

■横浜DeNAベイスターズ

【補強ポイント:特大】

  • その場凌ぎ的な運用が目立つサード

 

【補強ポイント:大】

  • 外国人への依存度が高い先発
  • 候補はいるがレギュラーが定まらないショート
  • 左腕中心に層の薄い中継ぎ

 

【補強ポイント:中】

  • 桑原の後釜候補となるセンター

 

【近年の指名傾向】

  • 過去10年の初回入札競合率は50%と低い。ただし徐々に目玉入札率は増加気味で、23年は度会、24年は金丸と2年連続で3球団以上と競合。
  • 外れ1位の指名は、外した選手のジャンルと比較的近しい選手が多いが、即戦力投手に流れる傾向もややみられる
  • ここ5年間は、3位までに投手と野手の両方を獲得しており、上位指名の中でバランスを取りに行っている印象。
  • 東京六大学や東都大学からの選手指名が比較的多い。(過去10年で支配下16名)
  • 支配下での独立リーガー獲得は、過去10年で6名と多め。
  • 育成指名では高校生を多く指名。大学生の指名は少なめ。
  • 長身素材型右腕の指名は少ない。

 

読売ジャイアンツ

【補強ポイント:特大】

  • MLB流出の危険性がある岡本の穴

 

【補強ポイント:大】

  • ローテーション後半に不安の残る先発
  • 運用が安定しないセンター

 

【補強ポイント:中】

  • ベテランに偏った捕手
  • 主力に負担が偏りがちな中継ぎ

 

【近年の指名傾向】

  • 過去10年の初回入札競合率は90%と高い12球団で最も目玉志向の強い球団であり、9年連続で初回競合、うち7回は3球団以上と競合している。
  • 外れ1位の指名の選手ジャンルについては、初回入札から方針転換することが多い
  • ここ5年間において、21年は上位3名とも投手、24年は上位3名とも内野手を獲得するなど、偏ったバランスの指名が多め
  • 東海大系列からの選手獲得は多めなものの、特筆するほどの数ではない印象。
  • 支配下での独立リーガー獲得は、06年の深沢和帆のみと少ない。
  • 育成指名では近年高校生指名が軸となっており、独立リーガーの指名は少なめ。
  • ドラフト直前期に評価を上げた候補を高めの順位で指名することが多い。

 

中日ドラゴンズ

【補強ポイント:特大】

  • ベテランの活躍でなんとか回っている先発

 

【補強ポイント:大】

  • レギュラーを固定できていないサード

 

【補強ポイント:中】

  • 一軍級の頭数がやや不足気味の中継ぎ
  • 石伊の明確な競争相手に乏しい捕手
  • 充実しているとはいえない強打のプロスペクト

 

【近年の指名傾向】

  • 過去10年の初回入札競合率は70%とまずまず。立浪政権以前は地元東海地区の好素材を優先的に狙う傾向があった
  • 外れ1位の指名の選手ジャンルについては、初回入札から方針転換することが多く、即戦力候補の投手に流れやすい
  • ここ5年間は、3位までに投手と野手の両方を獲得しており、上位指名の中でバランスを取りに行っている印象。
  • 愛知大学連盟からの選手獲得はかつて多かったものの、11年の田島慎二以降は支配下での獲得から遠ざかっている。
  • 支配下での独立リーガー獲得は、過去5年で3名と近年多め。
  • 育成指名では高校生、大学生、独立リーガーをまんべんなく指名。
  • 総じて地元志向がかなり薄れている印象。

 

広島東洋カープ

【補強ポイント:特大】

  • 全体的にパワー不足かつ流出リスクもある先発

 

【補強ポイント:大】

  • 二軍の実戦環境の投資対象となるショートのプロスペクト
  • 坂倉以外が物足りない捕手
  • 菊地の負担が未だに大きいセカンド

 

【補強ポイント:中】

  • 改善傾向もまだ火力不足な一、三塁

 

【近年の指名傾向】

  • 過去10年の初回入札競合率は70%とまずまず。10年のうち7回が本格派投手、残り3回がセンターラインの野手(中村奨、小園、宗山)とやや偏りがみられる。
  • 外れ1位の指名は、外した選手のジャンルと近しい選手に拘る傾向あり。
  • ここ5年間で、3位までに高校生を獲得したのは22年のみ。また、15名中11名が大学生or社会人投手で、かなり傾向が極端。
  • 順位にかかわらず、岐阜や静岡方面からの選手獲得が目立つ。
  • 支配下での独立リーガー獲得は、2020年の行木俊のみと少ない。
  • 育成指名でも独立リーガー指名は少ない。やはり東海地区の高校生/大学生は多い。
  • 長身素材型右腕の指名が比較的多いほか、ショート守備の見極めに一家言あり。

 

 

東京ヤクルトスワローズ

【補強ポイント:特大】

  • シーズン通してローテーションを張れるエース候補
  • 村上流出の穴埋め、サンタナ&オスナの後任候補となる強打者

 

【補強ポイント:大】

  • 候補はいるがいずれも破壊力に欠けるセンター
  • 質/量ともにやや物足りない二遊間

 

【補強ポイント:中】

  • ベテランへの依存度がやや高い中継ぎ

 

【近年の指名傾向】

  • 過去10年の初回入札競合率は70%とまずまず。ここ数年投手の初回入札率が高く、2019年から6年連続で初回に投手へ入札中
  • 外れ1位の指名は即戦力候補の投手に流れるケースが多く、結果として、過去10年のうち2017年の村上宗隆を除く9回で1位枠を投手に使っている。
  • ここ5年間で、3位までに高校生投手を指名したケースがない
  • 大学生指名については各地からまんべんなく獲得している印象。
  • 2023年、24年と2年連続で独立リーガーを支配下で獲得。
  • 育成指名では独立リーガーの指名が多め。また、隠し玉的な選手もちらほら
  • 4年連続で大卒社会人投手を獲得している。(柴田→吉村→松本→荘司)

 

 

2.仮想ドラフト結果

ここまで大変長くなってしまいました。

以下、9月28日午後に1人で開催した仮想ドラフトの結果を示します。

個人的にはどの球団もなかなかの指名ができたのではと満足しています。

 

3.各球団の指名意図について

東京ヤクルトスワローズ

 

 

【1位指名について】

今オフは村上宗隆選手MLB流出が半ば確定的で、その後釜となる内野の大砲候補がまだ育っていないことから、野手ドラフトを望むファンの声が大半な印象です。

その一方で、このスワローズは6年連続で初回から大学生or社会人の投手に入札していることから、「困ったら即戦力投手」へ流れがちな体質を持っているともいえます。実際、2年連続で規定投球回到達0名、過去10年で規定投球回に到達した日本人投手が小川泰弘投手のみという事実は、スワローズの先発陣の苦しさを端的に示していると言えます。そのため、正直1位入札は初回から即戦力投手(中西聖輝投手?)もあるかなと思いました

それでも、今シーズンは表面上の成績でも攻撃力の低さが顕著だったこと、立石正広選手という突き抜けた候補がいることを踏まえると、スワローズフロントと言えども野手入札に動くかなと考え、初回入札は立石選手をチョイスしました。が、結果は6球団競合ということで当たりくじを引くことはできませんでした。

そうなると、立石選手ほどの突き抜けた候補は残っていませんので、何名かいる即戦力投手候補からピックすることになるかと思います。問題はだれがよいかということですが、22年の吉村貢司郎投手以降3年連続で右の速球派投手を1位で獲得していることから、今年は左の先発型に絞りました。個人的候補は毛利海大投手丸和幸投手の2名でしたが、ヒッターズパークの神宮球場では球威で打者を押すことが必要と考え、球威で勝る印象の竹丸投手をチョイス、西武との競合の末引き当てることができました。

 

 

【2位以降の指名について】

  • さすがに2位では即戦力に近い強打のサード(&ファースト)候補がほしいので、打撃センスの光る小田康一郎選手を指名。神宮球場であれば本塁打量産にも期待できる。
  • ややベテランへの依存度が高いリリーフの次世代候補として、ストレートとフォークの球威が高くクローザー適性の高い大川慈英投手を3位で指名。チームとして明治大からの指名も多い印象。
  • 4位では岩田幸宏選手らがいるものの決定打に欠けるセンターの競争要員として、俊足強打のアスリート外野手岡城快生選手を指名。
  • 5位では質/量ともにやや物足りない二遊間の競争力強化を目的に、高卒2年目ながらBCリーグで白眉たる成績を残す高橋空大選手を指名。
  • ここまで高校生の指名がなかったことから、残っている投手の中では早くから二軍の実戦でも投げて成長してくれそうな吉川陽大投手を6位で指名。(ただし、9/30時点でプロ志望届未提出)
  • 育成1,2位では、二軍で先発として回るタフさを持ちながら将来性に期待できる素材を獲得。その中で左投げで希少性のある渡邉都斗投手を育成1位で、右投げだがより若い山田空暉投手を育成2位で指名。
  • 育成3位では、やや伸び悩む西村瑠伊斗選手ら既存の二軍サードの対抗馬として、高卒2年目ながらなかなかの打力を披露する星野夏旗選手を指名。

 

 

千葉ロッテマリーンズ

 

 

【1位指名について】

野手陣と投手陣を見比べた際、リーグワーストの失点数を記録している投手陣により問題があるのは明白で、先発中継ぎともに一軍クオリティで投げられる人材が明らかに不足しています。そのため、1位入札は投手で行くべき、という意見が多いのは当然だと思っています。

しかし、マリーンズは近年野手入札に最も積極的なチームとなっており。その中でも打撃型の目玉候補に特攻する傾向があります。今年も立石正広選手といううってつけの人材がいることから、大学生野手の上位指名が多いという性質も加味し、本仮想ドラフトでも立石選手に入札することとしました。

が、結果は6球団競合ということで当たりくじを引くことはできませんでした。となると、立石選手ほどの「打撃No.1候補」は残っていないことになりますので、外れ1位ではチームの補強ポイントである投手に狙いを切り替えることにしました。このあたりは、度会選手のクジを外して方針転換した23年ドラフトと似ています。

その中でも、即戦力性もありつつさらなる出力向上にも期待できる、将来の剛腕エース候補に狙いを定めました。個人的候補は齊藤汰直投手島田舜也投手でしたが、現時点でより先発投手らしさのある齊藤投手をピックしました。しかし、ここでもクジを外し、続く島田投手のクジも外してしまいました。そして、残っている先発型大学生(伊藤樹投手、櫻井頼之介投手)はプロでパワーピッチをするタイプとは思えず、マリーンズらしいチョイスとは思えなかったことから、さらなる方針転換を余儀なくされました。

ということで、改めて補強ポイントに立ち返り、来年すぐに使える投手を強烈に欲していることから、即戦力性では今ドラフトトップクラスの増居翔太投手を選択しました。増居投手であれば明らかに頭数の足りていない左投手の強化もできますし、チーム事情にはあった選択だとは思っています。(高掴みだろうという声も多そうですが)

 

 

【2位以降の指名について】

  • 2位ではレギュラーが不在なうえ藤岡裕大選手の年齢も心配な二遊間の即戦力候補として、今ドラフトではNo.1ショートというべき大塚瑠晏選手を指名。小川龍成選手とややタイプは重なるがパワーは大塚選手が上のはず。
  • 3位では2年後の先発ローテーション争いを期待するイメージで、直球変化球ともに質の良い高谷舟投手を指名、マリーンズの近年の育成実績に沿えれば一年でググっとパワーアップするはず。
  • チームに二軍で育成すべき高卒の支配下野手プロスペクトが不足していることから、走攻守の素養が高いうえ様々なポジションの可能性が広がる新井唯斗選手を4位で指名。
  • 5位では近年マリーンズが育成に手ごたえをつかんでいる高卒投手の枠として、ここまで残っている中で一番馬力のありそうな藤川敦也投手を指名。
  • そして6位では安田選手らの停滞でレギュラーが定まらないサードの争いに一石を投じる存在として、パワーヒッターとしての素質を十分備える池田彪我選手を指名。
  • 育成1位で地元船橋にルーツがある強打が持ち味の捕手花嶋大和選手を指名し、さらなる野手プロスペクトの強化を図る。(ただし、9/30時点でプロ志望届未提出)
  • 育成2,3位では現時点である程度の制球力を持つ左右の好素材投手を指名。右の小林直生投手も左の伊藤大晟投手も、共に出力がつけば一気に一軍戦力に食い込むポテンシャルを持つ。

 

 

広島東洋カープ

 

 

【1位指名について】

初回入札の時点で立石正広選手に入札する可能性が最も低い球団だと考えています。過去のドラフトを見ても初回入札が投手かセンターラインの野手に偏っていること、昨年獲得した佐々木泰選手がそう悪くないシーズンを送っていることがその理由です。

今年のカープ初回入札で投手、それも即戦力候補の先発投手に行くだろうと考えています。その理由は、ここ数年明らかに上位指名が投手に偏っていること、先発陣にパワーピッチャーが不足しているうえFA流出の危惧があること、一軍野手事情が多少改善しつつあることなどが挙げられます。近年右の上背のある本格派を1位指名しがちなチーム体質を考え、中西聖輝投手齊藤汰直投手の2名で悩みましたが、より実績で勝る中西投手を初回入札で選択しました。

結果的に中西投手の抽選は外してしまいましたが、続く抽選で4球団競合の末齊藤投手を獲得できたので、狙い通りの選手を獲得できたと言っていいでしょう。

 

 

【2位以降の指名について】

  • 2位も即戦力に近い投手として、今年の左投手では特に出力とコントロールがバランスよく長けている岩城颯空投手をチョイス。カープと中央大はこれまであまり縁がなかったが、ただの偶然か。
  • 起用法が安定しない二遊間を強化する目的で、小柄ながら攻守に運動性能と技術が卓越している勝田成選手を3位で指名。大学ではセカンドを守るが、勝田選手ほどの能力があればショート起用も十分に視野に入るはず。
  • 4位で坂倉将吾選手以外が心許ない捕手陣を強化する目的で、精度の高いスローイングと鋭い打撃が持ち味の萩原義輝選手を指名。
  • 5位ではカープが好む本格派右腕の素材として、出力の高さは世代でも屈指と評判の中西浩平投手を指名し、将来に備える。
  • 6位では即戦力として1年目から一軍ブルペンに食い込むことに期待し、社会人で急激に球速を伸ばした剛腕田中大聖投手を指名。
  • 育成1位ではカープが好んで獲得する東海地区、特に静岡地区の好素材を指名。育成1位の大橋令和選手は若手が致命的に足りていない二軍のショートとして、育成3位の渡邉笑生選手はチームになかなか育たない若手大砲候補として、一年目から実戦経験を多く積ませて育てたい。
  • 育成2位の辻田丞投手がっしりした大柄の体格に大きなポテンシャルを感じさせる素材型右腕で、こちらもいかにもカープが好みそうな高校生な印象。

 

 

埼玉西武ライオンズ

 

 

【1位指名について】

まず今回の仮想ドラフトの前提として、今年のライオンズは「投手寄りのドラフトを行う」という予想のもと行っています。その理由はオカルトレベルのもので恐縮ですが、2019年以降投手重視のドラフトと野手重視のドラフトを交互に行っている、という事実が挙げられます。そして昨年は野手重視のドラフトを敢行したわけですから、今年は投手の年だろうと予想したわけです。そして、ここ最近は高橋光成投手今井達也投手MLB流出が現実味を増してきているわけですから、補強ポイント目線で見ても投手を優先して獲得する動機が大きくなってきています。

とはいえ、今シーズンリーグワーストの得点力にとどまっている攻撃陣についても無視できません。ましてや、チームの弱点であるサードにドンピシャではまる候補として目玉候補の立石正広選手がいるわけですから、1位は野手でいくべきだというファンの声が多いのも当然だと思います。

ですが、冒頭で触れた通り、今回の仮想ドラフトは願望よりも予想優先で行うこととしています。チームにハマりそうなのは強打のサードかもしれませんが、実際にやりそうなのは投手指名かなという結論に至り、将来的にエースを担うポテンシャルの大きい投手に狙いを定めることとしました。そして、今年の「将来のエース」たる候補でいえば、狙うべきは石垣元気投手一択でしょう。ということで初回入札は石垣投手に突っ込みましたが、残念ながら当たりくじを引き当てることはできませんでした。

外した後のチョイスは少し難しかったのですが、少し切り替えて即戦力性と伸びしろの両方を持つ投手を狙う意味で、社会人として質の高い投球をしながらも細身で伸びしろを感じる丸和幸投手をチョイスしました。しかし2度目も抽選を外し、再度1位指名候補を選び直す必要に迫られました。やはり同様に即戦力性と伸びしろの両立を狙った結果、やや粗削りながら既に先発として力で押す投球ができている島田舜也投手をチョイス、ロッテとの競合の末なんとか当たりくじを引くことができました。

 

 

 

【2位以降の指名について】

  • 投手重視のドラフトと言えども、さすがに得点力不足のチーム事情を無視できないので、2位で広角に長打を放てるスラッガー候補高橋隆慶選手を指名。山村崇嘉選手とは左右の違いがあるので、サードで競争も併用する道もありそう。
  • 3位では再び投手指名に戻り、今年の左投手ではNo.1の出力を誇る山城京平投手を指名。制球の不安定さは懸念も、ここまでハイリターンを期待できる逸材を3位で獲得できたことはラッキーなはず。
  • 続いて4位でも、順調に育てばハイリターンが期待できる左腕投手として、高校生左腕では屈指の球質を誇る江藤蓮投手を指名。近年成果が出つつある左腕育成のロードマップに乗っかりたい。
  • 5位では源田壮亮選手の打撃不振もあって絶対的なレギュラーに乏しい二遊間のテコ入れとして、攻守に安定した技術が光る右打ちショート成瀬脩人選手を指名。
  • 6位では伝統的にライオンズで活躍しがちな変則右腕の系譜にあやかり、リリーフとして総合力の光る右のサイドハンド田和簾投手を指名。
  • 育成1位では完全試合達成でも話題のタフネス右腕中山優人投手を指名。また、育成4位では球速以上の球威を感じさせる大型左腕河上晃大投手を指名。
  • 育成2位では総合力の高い万能内野手池田凛選手を、育成5位では強打の大型サード石川大峨選手を指名。特に池田選手は佐藤太陽選手あたりとの競争の中で早々に支配下昇格を掴みたい存在。
  • 育成3位では安定したスローイングが持ち味の森本耕志郎選手を指名。非力さのある打撃を磨き、まずは野田海人選手らとの競争の中で成長したい。

 

 

中日ドラゴンズ

 

 

【1位指名について】

たびたび「打撃力が課題のチーム」と言われていますが、むしろ問題が大きいのは投手陣の方です。今年は大野雄大投手らベテランが奮起したことで1年間ローテーションを回すことができましたが、そもそもの先発の枚数不足もあり、このままでは将来的に不安の方が大きい感が否めません。ということで、今年のドラゴンズがいの一番に狙うべきは即戦力候補の先発投手であるという結論に至りました。

問題は誰を狙うかですが、少なくとも完成度と安定感という点では今年の大学生でNo.1の中西聖輝投手が妥当なチョイスだと考えました。中西投手の指名は広島と競合しましたが、見事井上監督が2年連続の当たりくじを引くことに成功しました。おめでとうございます。

 

 

【2位以降の指名について】

  • 2位では社会人日本代表チームでも切り込み隊長を務めた走攻守の総合力が高い熊田任洋選手を指名。近年はサードを務めることも多いがショートをこなせる身体能力も備えており、内野全体を底上げしてくれる存在。
  • 3位では将来のエース候補としてのポテンシャルを備える大型右腕の森陽樹投手を指名。元々の素材を考えると若干伸び悩み感は否めないものの、ここまでの投手が3位で残っていたのは嬉しい限り。
  • 1位の中西投手だけでは来年へ向けた投手陣強化が物足りない感もあるので、出力の高さとゲームメイク力を兼備する剛腕冨士隼斗投手を4位で指名。
  • 5位ではチームに不足する強打のプロスペクト確保を目的に、当たった時の飛距離は超高校級の右のスラッガー候補である藤井健翔選手を指名。
  • 6位では岡林勇希選手以下の世代がおらずやや頭数不足の外野陣強化を図り、粗削りながら走攻守のポテンシャルが高い阪上翔也選手を指名。
  • 育成1位では強肩強打を武器に独立王者愛媛MPの中軸と扇の要の両方を務める島原大河選手を指名。
  • 育成2,3位では、高卒1年目ながら独立リーグに適応を見せた対応力の高い好素材を指名。育成2位の渡邉竣選手は俊足巧打を、育成3位の林颯太投手奪三振力を武器としている。

 

 

東北楽天ゴールデンイーグルス

 

 

【1位指名について】

今回の仮想ドラフトにおけるイーグルスの前提として、今年はどちらかというと素材寄りの指名を敢行するのではという予想をしました。その理由は先の西武と同様ほぼオカルトのようなものですが、2020年以降、即戦力寄りのドラフトと素材寄りのドラフトを交互に行っているからです。24年はどちらかというと即戦力狙いのドラフトを敢行したことから、今年は素材寄りのドラフトだろうと推察しました。

現状のイーグルスにおいて大きな課題となっているのが先発陣です。今シーズンは規定投球回到達者が不在で、なおかつチームで2番目に多く投げているのが大ベテランの岸孝之投手という現実があることから、先発陣のテコ入れは急務と言えます。

ということで、「スケールの大きい素材」かつ「将来の先発投手」の要素を満たす1位級の投手として、今回は石垣元気投手をチョイスさせていただきました。即戦力かはさておき、比較的目玉志向の強いイーグルスであれば石垣投手級の素材を見逃さないだろうとも思います。しかし、3球団競合の末くじ引きに敗れ、次なる候補選択の必要性に迫られました。

そこで次点のチョイスとして、スケール感こそ石垣投手にやや劣るが即戦力性と将来性を兼ね備えた齊藤汰直投手を選択しました。しかし、ここでも当たりくじを引けませんでした。

この次も先発投手狙いという大筋はそのままですが、ここで投手タイプの趣向を少し変えて、現時点の安定感は大学生でもトップクラスの毛利海大投手に狙いを定めました。投球スタイル的にやや広めの楽天モバイルパークを相性がよさそうなうえ、イーグルスが多く指名しがちな東京六大学野球の看板選手でもあることから、意外とチームにフィットする人材だと考えました。ここは競合せず、毛利投手の獲得に落ち着くことができました。

 

【2位以降の指名について】

  • 頭数も将来の正捕手候補も物足りない捕手陣強化を目的に、2位で今年の高校生ではNo.1キャッチャーとの呼び声高い大栄利哉選手を指名。支配下の若手捕手がほとんどいないこともあり、早いうちから実戦経験には恵まれそう。
  • 3位では大柄の体格から最速157km/hの威力十分な直球を投げ込む、今年急成長株の篠崎国忠投手を指名。2年前に獲得した坂井陽翔投手や日當直喜投手とは同い年の大型右腕と共通点があり、彼らとの切磋琢磨に期待。
  • 4位でもポテンシャルの大きな素材を狙い、粗削りながら最速159km/hの直球と変化球の威力に優れる大学生右腕の工藤泰己投手を指名。
  • 5位では社会人野球で屈指の打球飛距離を誇る、大型外野手の村上裕一郎選手を指名。ベテランの退団で層の薄くなった外野陣の中で、貴重な右打ちスラッガーとしての働きを期待できる。
  • 頭数はいるが決して順調とは言えない若手野手陣の競争促進を目的とし、高い打撃センスを有しつつ様々なポジションでの将来性がある横田蒼和選手を6位で指名。
  • 育成1,3位では現時点の球威と体の強さを兼ね備える、鍛えがいのある高校生投手を指名。育成1位の左腕宇佐美球児投手、育成3位の右腕石山愛輝投手はともにプロでもう1ランク出力を伸ばせると面白い。
  • 育成2位では高い脚力とパンチ力を兼ね備えるリードオフマン候補彦坂藍斗選手を指名。層の薄い外野のテコ入れに適した人材のはず。

 

 

読売ジャイアンツ

 

 

【1位指名について】

先述の通りここ10年の初回競合率が90%ということで、目玉特攻の可能性が最も高い球団です。加えて、岡本和真選手MLB挑戦に備えるという意味でも、ジャイアンツの初回入札に関しては立石正広選手一択だと考えました。しかし、6球団競合の末、残念ながらクジを外してしまいます。

そして、残った野手については立石選手ほどの人材がおらず、岡本選手の穴と同等かそれ以上に不安視される先発ローテーション強化を狙える人材に狙いを切り替えることとしました。そこでまずは即戦力性と伸びしろを兼ね備える齊藤汰直投手をチョイスしましたが、ここも4球団競合に巻き込まれ、またもやクジを外してしまいました。

ということで、次なるチョイスとして、ここ数日で更に評価を上げている剛腕の藤原聡大投手を狙うこととしました。ジャイアンツはドラフト直前期に評価を上げた投手を高めの順位で指名する傾向にあることからも、藤原投手の選択は現実でも割とありそうだと思います。そしてこの選択は競合することなく、藤原投手の獲得に至りました。

 

 

【2位以降の指名について】

  • 2位では走攻守に飛び抜けた身体能力を発揮するスイッチヒッター平川蓮選手を指名。現時点では技術面に粗さも見えるが、大学時代の成長曲線をプロでも維持できれば、3年後には強打の2番センターに育つはず。
  • ここまでで手を付けられていない強打のサード候補として、3位で大学日本代表でも結果を残した東都屈指の強打者谷端将伍選手を指名。打率と長打を両立できる能力を有しており、1学年上の荒巻悠選手とは左右の違いで差別化できる。
  • 1位の藤原投手に加えてもう1枚即戦力候補の投手を確保する狙いで、4位で名門日本生命のエースを務める万能右腕谷脇弘起投手を指名。
  • 5位ではシュアな打撃と身体能力が自慢の高校生捕手岡村了樹選手を指名。そろそろ二軍卒業が期待される山瀬慎之助選手に続き、まずは二軍で多く出番を得たい。
  • 6位ではここ1年間ほどは肘の故障に悩まされるも、ここ数か月で状態の良さをアピールできているかつてのセンバツ優勝左腕佐藤龍月投手を指名。
  • 育成1位では大学に入ってから投手に転向し、伸びのある直球で見る者を魅了する長身右腕の山崎太陽投手を指名。
  • 育成2,5位ではがっちりした体格からキレのある球を投じる高校生投手を指名。育成2位の濱岡蒼太投手、育成5位の山本嘉隆投手はともに勝負度胸も持ち合わせている印象。
  • 育成3,4位では尖った長所を持つ独立リーガー野手を指名。育成3位の大坪梓恩選手はまさにロマン砲としての魅力を有しており、育成4位の遠藤桃次郎選手BCリーグ盗塁王の俊足を武器に増田大輝選手の後釜を目指せる。

 

 

オリックスバファローズ
  • 1位:立石正広選手(創価大学
  • 2位:堀越啓太投手(東北福祉大学
  • 3位:松川玲央選手(城西大学
  • 4位:松井蓮太朗選手(豊橋中央高校)
  • 5位:谷内隆悟投手(エイジェック)
  • 6位:九谷瑠投手(王子)

 

  • 育成1位:高橋快秀投手(徳島インディゴソックス
  • 育成2位:清水詩太選手(京都国際高校)
  • 育成3位:松延響投手(鳥栖工業高校)
  • 育成4位:菅原正悟選手(福島レッドホープス)
  • 育成5位:小宮悠瞳投手(川崎総合科学高校)

 

【1位指名について】

世間では「バファローズの1位指名は投手だろう」という意見をよく見ます。たしかに今年のバファローズは投手陣、特に中継ぎのやりくりに苦しんだことから、ドラフトで少しでも多く一軍級の投手を求めていることは間違いありません。また、バファローズが比較的競合を避けがちな球団であるという点も、バファローズ1位投手説を加速させていると思います。

しかし一方で、近年のバファローズを振り返ると、強打の内野手である目玉候補にはそれなりの頻度でベットしています。17年の清宮幸太郎選手にこそ入札していませんが、20年の佐藤輝明選手、18年の小園海斗選手にはきっちり入札しています。そして、昨年の初回入札で西川史礁選手に入札して外したわけですが、「外野手」成分は麦谷祐介選手が補填してくれたものの、「将来の右のスラッガー」成分は結局補えていないままです。そして、立石正広選手がいる今年の市場では、その成分を取り返しに行く絶好のチャンスなわけです。

ということで、バファローズの印象からするとやや思い切った判断かもしれませんが、今回の仮想ドラフトでは立石選手に特攻することにしました。その結果6球団競合に巻き込まれたものの、見事当たりくじを引き当てることができました。おめでとうございます。

 

【2位以降の指名について】

  • 2位では改めて補強ポイントに立ち返り、一軍級の能力を有する投手を求めて今年の大学生でも随一の出力を有する堀越啓太投手を指名。シーズン通してブルペン陣のやりくりに苦しんだバファローズにピンポイントで刺さる指名だと思う。
  • 続いて3位ではレギュラーこそいるものの選手層の薄い二遊間強化を目指して、高い脚力とパンチ力を兼ね備える大型ショートの松川玲央選手を指名。現状のバファローズ内野陣にはあまりいないタイプで、獲得できれば面白い存在。
  • 4位では攻守に扇の要としての素質を持つ高校生捕手松井蓮太朗選手を指名。実質的に層の薄い捕手陣において、堀柊那選手と競争しつつ左右の違いで差別化可能。
  • 5位ではチーム全体として層の薄い左腕の強化を意図して、大卒3年目ながら右肩上がりに球威を伸ばし続ける万能左腕谷内隆悟投手を指名。
  • ここまでで指名した投手がコンディション面に若干の不安を抱える面々なので、球威とタフさが魅力の都市対抗野球MVP、九谷瑠投手を指名。
  • 育成1,4位では今年独立リーグで急成長を遂げた選手を指名。育成1位の高橋快秀投手は高卒2年目ながら最速152km/hまで出力を伸ばしており、育成4位の菅原正悟選手はもともと定評があった守備に加えて打撃成績も急上昇。
  • 育成2位ではやや伸び悩む内藤鵬選手に刺激を与える存在として、高校生としては総合力のあるサードの清水詩太選手を指名。
  • 育成3,5位では肩や肘の柔らかいフォームが魅力的な高校生投手を指名。育成3位の右腕松延響投手と育成5位の左腕小宮悠瞳投手の両名は、バファローズの育成環境であれば大化けする予感あり。

 

 

■横浜DeNAベイスターズ

 

 

【1位指名について】

ベイスターズの1位入札を考えるうえでまず重要となるのが、投手に行くか、それともサードに行くか、という点です。投手陣の中でも特に先発陣は外国人頼みの色が強く、生え抜き日本人投手の育成がかなり心許ない状況にあります。それでも、終盤戦になんとかバウアー投手の穴くらいは埋められることを示してくれたことから、先発陣については将来性にややポジティブな印象を持たせてくれてもいます。

ということで、より優先すべきはサードの後釜候補確保であると考えました。その理由は、ベテラン宮崎敏郎選手の代役を結局ベテラン筒香嘉智選手が担っている状態で、後釜が早々に必要になる状況に何ら変化がないからです。

となると、今年の候補で真っ先に名前が挙がるのは間違いなく立石正広選手なのですが、結局今回のベイスターズ松下歩叶選手の1位入札に至りました。その理由としては、ベイスターズが比較的単独入札志向が強いことと、東京六大学からの選手獲得がかなり多いことが挙げられます。実は他の初回立石選手入札球団でも松下選手入札の可能性を考えたのですが、ベイスターズ以外は立石選手に特攻しそうという結論に至り、今回はベイスターズの松下選手単独入札という形になりました。何にせよ、狙い通りの指名ができた点はラッキーです。

 

【2位以降の指名について】

  • 2位では層の薄い若手先発の即戦力候補として、投手として引き出しの多さが特に魅力的な東京六大学の看板投手伊藤樹投手を指名。近年のベイスターズフロントが好むバランス型右腕のイメージに、この伊藤投手はピッタリと合う。
  • 3位ではチームの弱点である左腕の強化を狙い、やや荒れ球の傾向はありながらも直球変化球ともに威力抜群の渡邉一生投手を指名。秋リーグの復帰戦では復調した姿を見せており、先発中継ぎともに起用を想定できる存在。
  • 4位では社会人野球屈指のグラブさばきを誇る右打ちショート相羽寛太選手を獲得。打撃にも力強さがついてきており、都市対抗野球では首位打者賞を獲得。
  • 松尾汐恩選手が二軍卒業気味の捕手と、若手に乏しいセンターの2ポジションを両睨みできるプロスペクトとして、代表でもシュアな打撃を披露した藤森海斗選手を5位で指名。
  • さらなる左腕強化を目指し、3位の渡邉投手とは趣向の違う左腕として、長身で球威で押し切るポテンシャルを有する沢田涼太投手を6位で指名。
  • 育成1,2位では左右の実戦派投手を指名してリリーフの強化を狙う。育成1位の齋藤佳紳投手はスピードと変化球の引き出しを併せ持つ四国ILの看板投手で、育成2位の宮田率生投手は緩急を活かした攻めが魅力の急成長中左腕。
  • 育成3位では、近年恒例の育成枠コーナー系高校生として、広角に打ち分ける打撃が持ち味の井上遥翔選手を指名。

 

 

北海道日本ハムファイターズ

 

 

【1位指名について】

よく、「ファイターズは目玉選手志向だから今年の初回入札は立石正広選手だろう」という意見を目にします。その意見は一理ありますし、栗山英樹CBOのルーツを考えても立石選手に行きそうな感じもします。

ただ、上記の意見と筆者の解釈は若干異なります。筆者としては、ファイターズは「目玉選手」志向ではなくて、「スター選手」志向だという解釈をしています。もう少し具体的に言うと、大谷翔平選手や清宮幸太郎選手、根尾昂選手、宗山塁選手あたりは、ドラフト指名時点で「目玉選手」かつ「スター選手」でしたが、佐藤輝明選手や浅野翔吾選手あたりはドラフト指名時点で「目玉選手」ではあったものの「スター選手」とまではいえなかった印象です。そして、そういう「スター選手」が不在の年、ファイターズは高い確率でポテンシャルの大きい投手へ入札する傾向にあります。

という筆者の説得性に欠ける独自解釈を披露したところで、立石選手に上記の理論を当てはめてみると、現時点で「目玉選手」だが「スター選手」とはいえないという結論に至りました。したがって、今回のチョイスは今年ポテンシャルの最も大きい投手、すなわち石垣元気投手へ入札することに決めました。本ドラフトでは石垣投手で3球団競合したものの、新庄監督が幸運にも当たりくじを引いてくれました。おめでとうございます。

 

【2位以降の指名について】

  • 2,3位では現有戦力が比較的若くて充実しているファイターズだからこそできる指名を敢行。ということで、大きなフレームに秘める日本人離れしたフィジカルが魅力的な、アスリート兼スラッガー候補のエドポロケイン選手を2位で指名。
  • 3位では、ここ数年指名していない高校生ショート系選手として、スケールの大きさを感じさせる打撃となかなかの身体能力を誇る今岡拓夢選手を指名。将来的には様々なポジションでの可能性が広がる好素材。
  • 4位では先発中継ぎともにベテランへの依存度が高めの左腕強化を意図して、昨年WLや今年の都市対抗野球などで好投を披露した、左のスリークォーター松田賢大投手を指名。
  • 進藤勇也選手より下の代がいない捕手陣の次世代プロスペクト確保を目的に、強肩強打の称号がよく似合う大型高校生捕手の池田栞太選手を5位で指名。
  • 6位では今年の東京六大学を代表する安打製造機の、チームに絶対的な存在がいない1番センター候補として魅力的な尾瀬雄大選手を獲得。(この順位で獲得できるかは微妙な気もしますが、昨年も吉納翼選手が5位指名で楽天に入団しましたので…)
  • 育成1位では大きなポテンシャルを日本海リーグで開花させつつある、大型右腕のシャピロマシュー一郎投手を指名。
  • 育成2位では、二遊間系プロスペクトのさらなる強化として、グラブさばきに魅力がある高校生ショート中西創大選手を指名。
  • 育成3位では強肩と特大のパワーが魅力のダイヤの原石エミールセラーノプレンサ選手を指名。

 

 

阪神タイガース

 

 

【1位指名について】

現状の戦力に穴が少なく、しかも主力がそれなりに若いこともあり、ドラフトにあたって補強ポイントをそこまで意識しなくてもよい球団の一つです。そして球団の目玉志向が高いことからも、今年の初回1位入札は立石正広選手が最もしっくりきました。立石選手ほどの身体能力であれば内野に限らず外野をこなすこともできるでしょうし、将来的にファーストやサードへ移すことも十分にできるはずです。しかし、立石選手については6球団との競合の末当たりくじを引けませんでした。

そこで次なる1位候補のチョイスと行きたかったのですが、ここがかなり悩ましいポイントでした。例年のタイガースは外れ1位も初回入札と似たカテゴリの選手に行くことが多く、今年は強打の野手候補自体は多いのですが、残った強打の大学生からタイガースが指名するとなると微妙に合わない感じがしました。右打者にこだわるのであれば谷端将伍選手あたりが候補となるでしょうが、個人的に1位指名となるとやや高掴み感がありました。また、左打者であれば小島大河選手小田康一郎選手の名前が挙がるでしょうが、広くて浜風の強い甲子園で彼らがクリーンアップを任せられるかといえば少々疑問符が付きます

そのように悩んだ中で、補強ポイントの1つである捕手という付加価値を持つ小島選手は個人的にフィット感があったので、外れ1位として小島選手をチョイスしたのですが、残念ながらソフトバンクに当たりくじを取られてしまいました。

ということでさらなる外れ1位候補指名ということで、上記の谷端選手や小田選手らの指名も考えたのですが、それよりも広い甲子園をモノともしないスラッガー候補ということで、ここは素材感重視で櫻井ユウヤ選手の指名に切り替えることにしました。現有戦力が充実しているタイガースだからこそ可能な指名だと言っていいでしょう。

 

【2位以降の指名について】

  • 2,3位では近年の上位指名に投手が比較的多いという傾向を加味し、素材寄りの好投手確保を狙うことに。2位指名の木蓮吾投手今年の高校生No.1左腕と言っていい存在で、現時点で最速149km/hの出力と柔らかい腕の振りを兼ね備えている。
  • 一方3位では、ここ1年間で急成長を遂げた高身長右腕の赤木晴哉投手を指名。まだ細身な印象もあるが、伸びのある直球は最速153km/h以上の球速を感じさせ、2年後には一気に主力に化けてもおかしくないはず。
  • 4位ではチーム課題の近本選手に続くセンター候補を見据え、大学生屈指のヒットメーカー秋山俊選手を獲得。脚力的にセンターとして計算できるかはやや疑問も、能力的にはこの順位で獲得できるのであれば美味しい存在。
  • 5位ではやや高齢化が目立つ左の中継ぎの新たな即戦力候補として、今年の独立リーガー屈指の球威と完成度を誇る左腕の冨重英二郎投手を指名。
  • 6位では残っている(上位縛りのなさそうな)選手の中で、個人的に最も評価が高い、現時点の完成度と気持ちの強さを併せ持つ高校生右腕中野大虎投手を獲得。
  • 育成1位の野口泰司選手高い盗塁阻止能力と長打力を二軍球団で披露しており、やや停滞中の次世代捕手競争を促進してくれる存在。
  • 育成2位の笹浪竜選手今年の四国ILで圧倒的な成績を残したアスリート系外野手で、次世代センター候補として期待。
  • 育成3位の能登嵩都投手今年のオイシックスのエースとして高いゲームメイク力を証明しており、早川投手に続く存在としてまさにうってつけ。

 

 

福岡ソフトバンクホークス

 

  • 育成1位:神宮僚介投手(東農大北海道オホーツク)
  • 育成2位:西川篤夢選手(神村学園高等部伊賀)
  • 育成3位:奥田貫太投手(マツゲン箕島)
  • 育成4位:林龍之介投手(嬉野高校)
  • 育成5位:正木悠馬投手(上智大学
  • 育成6位:那須皓太朗選手(武田高校)
  • 育成7位:加田拓哉選手(徳島インディゴソックス

 

【1位指名について】

一昔前は素材型の目玉特攻のイメージが強かったのですが、23年の武内夏暉投手、24年の宗山塁選手と近年は完成度も十分に認められる目玉候補への入札が目立っています。結局のところ目玉候補狙いの姿勢はかなり強い球団で、今年であれば立石正広投手への入札が最もしっくりきます。立石選手であれば、やや高齢化が進む中軸の世代交代を推し進めるうえで、その旗印となれるでしょう。ちなみに、対抗馬となる石垣元気投手への入札については、最終的に2年連続で高校生投手の1位獲得が続いていることから、今年はジャンルを変えてくる可能性もあると考え、今回は見送ることとしました。しかし、立石選手については6球団競合の末外れクジを引いてしまい、次なる候補を検討することとなりました。

そこで、外れ1位候補として強打の捕手である小島大河選手をセレクトしました。長打力こそ立石選手に劣るものの打撃の安定感は高いことから次世代の中軸として十分に期待でき、また海野隆司選手が台頭しているとはいえレギュラー不在の捕手を強化できるという点でホークスにとって一石二鳥ともいえる存在です。結果として阪神と競合したものの、小島選手の当たりくじを引き当てることができました。

 

【2位以降の指名について】

  • 2位ではやや心許ない後半ローテーションを強化する目的で、今年の大学生ではトップクラスの制球力を有する櫻井頼之介投手を指名。細身で比較的小柄な体から直球変化球ともにキレのいいボールを投げる姿は、大津亮介投手に近いか。
  • 3位ではやや細身ながら長い手足に豊かな将来性を感じさせる、最速151km/hの高校生右腕早瀬朔投手を指名。近しいレベルの候補が複数いる場合に地元九州の選手を優先するホークスの方針からも、この好素材を指名するイメージはつきやすい。
  • 4位では投手としても打者としてもポテンシャルを感じさせる大型高校生の窪田洋祐投手を指名。今回は野手としての育成を意識した指名となっている。
  • 5位ではここ1年程コンディション不良に苦しむも総合力の高さはピカイチの大学生右腕、高木快大投手を指名。ホークスの選手層であれば全快を待つ余裕もある程度はあるはず。
  • 6位では候補はいるものの不安の残る次世代ショート強化を目的に、元投手らしい強肩と鋭い打球を放てる打撃が持ち味の右打ちショート常谷拓輝選手を指名。
  • 育成1位では、TJ手術から復活を遂げた右サイドハンド神宮僚介投手を指名。ホークスの育成ドラフトで東農大系列からの指名が多いことから、ありそうなチョイス。
  • 育成3,4,5位では、各カテゴリの出力高いパワーピッチャー候補を指名。育成3位の奥田貫太投手は最速152km/hのサイドハンド、育成4位の林龍之介投手は最速148km/h、育成5位の正木悠馬投手は最速153km/hをそれぞれ誇っている。(ちなみにマツゲン箕島は企業チーム扱いでないので、ルール上奥田投手の育成指名は可)
  • 育成2,6,7位では、尖った魅力を有する素材感の野手を指名。育成2位の西川篤夢選手は俊足強肩の身体能力と野球センスを評価される大型高校生ショート、育成6位の那須皓太朗選手は190cmのフレームと強肩が魅力の両打ち高校生ショート、育成7位の加田拓哉選手は今年の四国ILで最多本塁打の長打と強肩が魅力の外野手で、長所を伸ばすことで支配下を目指せる選手に狙いを定めた。

 

以上、12球団の全選手指名意図についてざーっと触れていきました。

 

各球団の気持ちできるだけ寄り添って仮想ドラフトを行っていくと、高く評価しているつもりでも思わぬめぐりあわせで指名漏れが発生してしまうものだということが、今回改めて実感できました。特に立教大の山形球道選手はどこかで指名したかったです・・・。

 

今回の記事はこれにて終了です。

 

過去一でがんばって記事を書きあげたので、YouTuberみたいな文言で恐縮ですが、もしよければコメントやいいねを下さると大変うれしいです・・・!

 

特に新しく書きたいことが思いつかなければ、次回記事では、本番ドラフトの振り返りを行っていく予定です。