0.まえがき
みなさんこんにちは。ベイダーたかはしと申します。
贔屓のベイスターズが、今シーズン勝負をかけているはずなのですが、思うように勝てません。色々思うところはあるのですが、もともと2012年、ニコニコ生放送で中継を始めたことをきっかけに「弱くても時々面白い試合をする」ところに惹かれてファンになったのです。これくらい日常茶飯事ということで、我慢強く応援するのみです。
さて、本記事では、都道府県別のプロ野球選手輩出人数ランキングを発表させていただきます。ただし、以下のルールに基づいたランキングであることにご注意ください。
【集計ルール】
- タイトルの通り、「出身高校の所在地」でカウントする。
(例えば、兵庫県出身、八戸学院光星卒の坂本勇人選手は「青森県」の選手とする)
- 2004年以降にドラフト指名されて入団した選手を対象とする。
- 育成指名選手も対象とする。
- 卒業した高校の所在地でカウントする。
(例えば、東海大相模入学後、東海大熊本星翔に転校して卒業した百崎蒼生選手は「熊本県」の選手とする)
※筆者の手作業で集計したデータに基づきますので、記事内容の正確性は保証しかねます。
高校野球界でも「○○県の予選は全国大会級の難易度」など、特定の地域に強豪校が偏っている印象は否めません。しかし一方で、夏の甲子園大会では各県から最低1校が出場するなど、どの都道府県の高校にも目立つチャンスがあります。これは有力なチームが都市部により集中する大学野球、社会人野球とは異なるところだと思います。
みなさんもどの都道府県の高校にプロ野球選手が多いのか、あるいは少ないのか予想しながら、本記事を読み進めていただければ幸いです。
まず最初に37位から11位の都道府県、次に39位から47位の都道府県(ワースト9)、最後に10位から1位の都道府県(トップ10)を発表いたします。
(「ワースト9」となっているのは、37位の都道府県が2県並んでいるからです。)
また、ランキングとしてはあくまで「プロ野球選手輩出人数の累計」で作成いたしますが、参考値として、各都道府県ごとに「高校1校あたり何人のプロ野球選手を輩出したか」も記載します。少子化に伴い年々学校の統廃合が進んでいるため必ずしも正確な数値とは限りませんが、こちらもあわせてお楽しみいただければと思います。
なお、上記数値を算出する上で必要となる、各都道府県別の「高校の数」については、あくまで「野球部の存在する高校」を対象とすることとし、その数は「2024年度夏の甲子園大会予選に参加したチーム数」を参照することとします。(以下サイト参照)
それではランキングに移っていきましょう。
今回記事では、途中途中につらつらとコメントは書いていませんので、その点ご了承ください。
万が一「すべてのランキングを見る時間はない!」という方がいれば、最後の「4.まとめ」だけでも見ていただけますと幸いです。
1.第37位~第11位まで
■第37位(タイ):新潟県(23人 県内に67校 1校あたり0.34人輩出)
・日本文理高校 田中晴也など7人 など11校が輩出
■第37位(タイ):岩手県(23人 県内に55校 1校あたり0.42人輩出)
・盛岡大付高校 松本裕樹など7人 など9校が輩出
■第35位(タイ):愛媛県(24人 県内に48校 1校あたり0.50人輩出)
■第35位(タイ):長崎県(24人 県内に46校 1校あたり0.52人輩出)
■第33位(タイ):香川県(25人 県内に36校 1校あたり0.69人輩出)
・髙松商業高校 浅野翔吾など4人
■第33位(タイ):高知県(25人 県内に23校 1校あたり1.09人輩出)
■第32位:山梨県(26人 県内に32校 1校あたり0.81人輩出)
・東海大甲府高校 高橋周平など7人
・山梨学院高校 松本哲也など7人 など9校が輩出
■第31位:三重県(27人 県内に60校 1校あたり0.45人輩出)
■第28位(タイ):山形県(30人 県内に41校 1校あたり0.73人輩出)
・山形中央高校 石川直也など9人 など9校が輩出
■第28位(タイ):徳島県(30人 県内に28校 1校あたり1.07人輩出)
・鳴門渦潮高校(※合併前の鳴門工業高校、鳴門第一高校を含む) 藤田一也など10人 など12校が輩出
■第28位(タイ):福井県(30人 県内に28校 1校あたり1.07人輩出)
・福井工大付高校 菅原秀など5人 など8校が輩出
■第26位(タイ):栃木県(33人 県内に56校 1校あたり0.59人輩出)
・作新学院高校 今井達也など7人
・青藍泰斗高校 石川俊介など5人 など11校が輩出
■第26位(タイ):奈良県(33人 県内に34校 1校あたり0.97人輩出)
・智辯学園高校 岡本和真など14人
・天理高校 中村奨吾など9人 など8校が輩出
■第25位:鹿児島県(36人 県内に63校 1校あたり0.57人輩出)
・神村学園高校 野上亮磨など6人
・樟南高校 大和など6人
■第24位:宮崎県(37人 県内に46校 1校あたり0.80人輩出)
・日南学園高校 中﨑翔太など7人 など20校が輩出
■第22位(タイ):大分県(38人 県内に43校 1校あたり0.88人輩出)
・柳ヶ浦高校 山口俊など5人 など13校が輩出
■第22位(タイ):和歌山県(38人 県内に36校 1校あたり1.06人輩出)
■第21位:宮城県(39人 県内に59校 1校あたり0.66人輩出)
■第20位:岐阜県(41人 県内に64校 1校あたり0.64人輩出)
・中京高校 松田宣浩など14人
■第19位:熊本県(42人 県内に52校 1校あたり0.81人輩出)
・九州学院高校 村上宗隆など9人
・秀岳館高校 国吉祐樹など7人
■第18位:青森県(43人 県内に48校 1校あたり0.90人輩出)
・八戸工大一高校 種市篤暉など5人 など11校が輩出
■第16位(タイ):岡山県(46人 県内に56校 1校あたり0.82人輩出)
・関西高校 小郷裕哉など9人
・創志学園高校 西純矢など7人 など16校が輩出
■第16位(タイ):石川県(46人 県内に44校 1校あたり1.05人輩出)
・遊学館高校 三木亮など8人 など17校が輩出
■第14位(タイ):沖縄県(51人 県内に60校 1校あたり0.85人輩出)
・興南高校 宮城大弥など8人
■第14位(タイ):群馬県(51人 県内に59校 1校あたり0.86人輩出)
・健大高崎高校 湯浅大など10人
・前橋育英高校 髙橋光成など5人 など18校が輩出
■第13位:茨城県(52人 県内に88校 1校あたり0.59人輩出)
・常総学院高校 鈴木昭汰など10人
・霞ヶ浦高校 遠藤淳志など9人
・つくば秀英高校 大山悠輔など8人 など17校が輩出
■第12位:京都府(58人 府内に73校 1校あたり0.79人輩出)
・京都国際高校 中川勇斗など12人
・京都翔英高校 山本祐大など5人 など24校が輩出
■第11位:静岡県(63人 県内に108校 1校あたり0.58人輩出)
・静岡高校 増井浩俊など9人
2.第39位~第47位(ワースト9)
■第39位(タイ):長野県(22人 県内に73校 1校あたり0.30人輩出)
・上田西高校 雄太(川井雄太(川井進))など6人 など13校が輩出
■第39位(タイ):滋賀県(22人 県内に48校 1校あたり0.46人輩出)
・近江高校 京山将弥など9人 など13校が輩出
■第41位:福島県(22人 県内に62校 1校あたり0.35人輩出)
・聖光学院高校 佐藤都志也など9人 など10校が輩出
■第42位:秋田県(21人 県内に38校 1校あたり0.55人輩出)
・明桜高校 攝津正など6人 など10校が輩出
■第43位:島根県(19人 県内に38校 1校あたり0.50人輩出)
・石見智翠館高校 水谷瞬など6人
■第44位(タイ):佐賀県(16人 県内に36校 1校あたり0.44人輩出)
・唐津商業高校 北方悠誠など2人
■第44位(タイ):富山県(16人 県内に40校 1校あたり0.40人輩出)
・高岡第一高校 金平将至など4人 など11校が輩出
■第46位(タイ):山口県(12人 県内に53校 1校あたり0.23人輩出)
・下関国際高校 宮崎敦次など2人
■第47位:鳥取県(4人 県内に22校 1校あたり0.18人輩出)
3.第10位~第1位(ベスト10)
■第10位:広島県(69人 県内に86校 1校あたり0.80人輩出)
・広陵高校 宗山塁など23人
・崇徳高校 井上晴哉など5人
・広島工業高校 石田健大など5人
・瀬戸内高校 山岡泰輔など5人 など21校が輩出
■第7位(タイ):北海道(77人 道内に168校 1校あたり0.46人輩出)
・北照高校 齋藤綱記など10人
・東海大札幌高校 伏見寅威など5人 など37校が輩出
■第7位(タイ):千葉県(77人 県内に148校 1校あたり0.52人輩出)
・木更津総合高校 早川隆久など7人
・習志野高校 山下斐紹など6人
・柏高校 清田育宏など5人
・八千代松陰高校 長岡秀樹など5人 など25校が輩出
■第7位(タイ):埼玉県(77人 県内に142校 1校あたり0.54人輩出)
・花咲徳栄高校 若月健矢など18人
・浦和学院高校 小島和哉など10人
・埼玉栄高校 木村文和など7人
■第6位:兵庫県(83人 県内に152校 1校あたり0.55人輩出)
・報徳学園高校 小園海斗など14人
・神戸国際大付高校 小深田大翔など11人
・育英高校 矢野雅哉など6人
・明石商業高校 山崎伊織など5人 など34校が輩出
■第5位:愛知県(91人 県内に173校 1校あたり0.53人輩出)
・中京大中京高校 髙橋宏斗など17人
・東邦高校 石川昂弥など14人
・愛工大名電高校 東克樹など11人
・誉高校 イヒネイツアなど5人 など27校が輩出
■第4位:福岡県(115人 県内に135校 1校あたり0.85人輩出)
・九州国際大付高校 清水優心など17人
・福岡大大濠高校 山下舜平大など14人
・福工大付城東高校 梅野隆太郎など10人
■第3位:東京都(122人 都内に251校 1校あたり0.49人輩出)
・日大三高校 坂倉将吾など11人
・東海大菅生高校 髙橋優貴など9人
・創価高校 田中正義など8人
■第2位:大阪府(126人 府内に155校 1校あたり0.81人輩出)
■第1位:神奈川県(153人 県内に168校 1校あたり0.91人輩出)
・横浜高校 近藤健介など35人
・慶應義塾高校 木澤尚文など10人
・横浜創学館高校 秋山翔吾など9人
・日大藤沢高校 黒羽根利規など6人
・横浜隼人高校 宗佑磨など6人
・横浜商大高校 吉田賢吾5人 など32校が輩出
4.まとめ
ここまでのデータを地図グラフで表すと以下の通りです。
【グラフ①】

【グラフ②】

大方、皆さんも予想されていた通り、多少地域差はあれど、「大都市圏であればあるほどプロ野球輩出人数は多い」ということはグラフ①が示す通りです。東京神奈川をはじめとする関東圏、愛知、大阪など関西圏、広島、福岡と、今回のランキング上位を占めた都道府県の多くがいわゆる「太平洋ベルト」に集中しています。
一方、グラフ②で示している、都道府県別「1校あたりのプロ選手輩出人数」ですが、これは必ずしも大都市圏の色が濃くなっているとは限りません。むしろ石川、福井、奈良、和歌山、徳島、高知など、一般的には大都市扱いされにくい都道府県の中にも高い数値を示している場所が存在しています。これらの地域は、決して多くない学校数の中でも密度高くプロ野球選手を輩出している、ということになります。
ここからは筆者の推測なのですが、「『プロ野球選手が多く輩出されている』ということは、その地域の野球のレベルは高い」と考えられます。このことをグラフ①、グラフ②にあてはめると、
といえます。
ここで、グラフ①(輩出人数累計)を横軸、グラフ②(1校あたりの平均値)を縦軸にとったグラフ③を以下の通り図示します。
【グラフ③】

上記のグラフから、以下の考察ができます。
- グラフ③で右上に位置:強豪校が多く、地域全体の平均的水準も高い。(神奈川、大阪、福岡など)=トーナメント序盤から高いレベルで拮抗した試合も多く、終盤のレベルも非常に高い。
- グラフ③で右下に位置:強豪校が多いが、地域全体の平均的水準は必ずしも高くない。(東京、愛知、兵庫など)=トーナメント序盤は戦力差の大きい試合も多いが、終盤のレベルは非常に高い。
- グラフ③で左上に位置:強豪校は必ずしも多くないが、地域全体の平均的水準は高い。(高知、福井、徳島など)=トーナメント序盤から高いレベルで拮抗した試合が多い。
- グラフ③で左下に位置:強豪校が多いわけではなく、地域全体の平均的水準も必ずしも高いわけではない。(鳥取、山口など)=トーナメント序盤は戦力差の大きい試合も多い。
上記4つの考察は時間軸をふまえたレベルの推移を考慮できていない(たとえば、近年東北勢の台頭が目立つ)など、多分に粗を含んでいることは重々承知していますが、全体の大まかな傾向として言えるのではないでしょうか。
もし夏の甲子園大会予選など、各地の高校野球地域予選でどの試合を追うか悩まれる方は、以上の考察も踏まえて観戦する試合を決めてみてもいいかもしれません!!
(基本的には地元校やプロ注目株の試合を追う方が大半だと思いますが⋯)
今回の記事は以上です。
特に記事終盤は拙い考察ばかりで伝わりにくい内容だったかと思いますが、そんな中最後までお読みくださり誠にありがとうございました。
次回記事も何卒よろしくお願いいたします。