ベイダーたかはしの野球雑記

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【千葉ロッテマリーンズ】2024年のドラフト方針を考えてみる

0.まえがき

みなさんこんにちは。ベイダーたかはしと申します。

今シーズンソト選手のレプリカユニフォームと国吉投手のタオルを購入してマリーンズの応援席デビューを果たしました。他球団と比較しても一人一人がよく声を出している印象で、筆者も混ぜていただいて非常に気持ちよかったです。

 

本記事では前回に引き続き12球団の2024年ドラフト考察シリーズということで、今回は千葉ロッテマリーンズの2024年ドラフト戦略について考えていきたいと思います。

 

 

 

 

1.現状整理(投手編)

 

 

 

【表の見方】

  • 年齢は「2025年3月31日」時点での数字を記載しています。
  • 今シーズンの一軍出場機会が多い順に「赤太字赤細字→黒字→青細字青太字」で表記しています。(2024年10月8日時点)
  • 育成契約選手は表に記載できていません。

 

吉井監督のもと2年連続でAクラス入りを果たしたマリーンズ。しかし、チーム防御率3.17(リーグ5位)の数字以上にその投手陣は万全な陣容とはいえず、ドラフトでも力を入れて有力投手の指名を行いたいところです。

 

マリーンズの投手陣が万全とは言えない理由、それは12球団で最も高齢化が進んでしまっている編成にあります。

 

以前の中日編での記事でも載せましたが、12球団における33歳以上の投手の人数とその投球回数(10月8日時点)を並べると、

 

  • ロッテ   :371.2イニング(11名)
  • 阪神    :195.2イニング(5名)
  • 広島    :297.2イニング(3名)
  • 横浜    :99.0イニング(3名)
  • 巨人    :156.2イニング(2名)
  • ヤクルト  :182.0イニング(5名)
  • 中日    :300.1イニング(7名)
  • オリックス :57.2イニング(3名)
  • ソフトバンク:186.1イニング(4名)
  • 楽天    :208.2イニング(5名)
  • 西武    :20.2イニング(2名)
  • 日本ハム  :118.2イニング(5名)

 

※筆者の手計算のため、誤りがあれば申し訳ありません。

 

となっており、マリーンズが断トツでベテラン投手の在籍人数も登板機会も多くなっていることが分かります。

以前も述べた通り、ベテランが躍動すること自体はとてもいいことなのですが、それは同時にチームとして近未来の見通しを描きにくいことにつながります。ベテラン陣の衰えにいち早く備えるために、今ドラフトでは即戦力に近い投手の指名に力を注ぐことは半ば必須となってくると思います

 

という投手陣全体の課題に触れたところで、次は先発陣についてもう少し具体的に見ていきます

 

今シーズンのマリーンズ先発陣は、ルーキーイヤー以来常に粛々とゲームメイクする小島投手奪三振能力に優れる種市投手、令和の怪物こと佐々木投手、特に前半戦に抜群の安定感を誇ったメルセデス投手、これまたゲームメイク力に優れる西野投の5名が軸として活躍しました。この5名はシーズンで110イニング以上投げているうえ、1試合当たりの平均投球回数が6イニングを超えていることからもわかる通り、多少の離脱はありながらもローテーション5枠分を固定して1年間戦うことができたと言えるでしょう。

しかし、この5名についても全員が3年後のローテーション投手として計算できるかは難しいところです。佐々木投手は常にMLB挑戦の噂がつきまとっていますし、メルセデス投手は外国人投手ということで去就がやや不安定、西野選手はベテランといえる年齢に達していることから今後のイニングイートには不安が残ります。

 

となると、現状6番手以降の先発投手のパワーアップに期待したいところですが、今シーズンこの役割を担った存在の多くがベテラン投手でした。38歳の美馬投手、37歳のカイケル投手、36歳の石川歩投手、35歳の唐川投手と、実績や投球の引き出しこそ豊富なものの、今後の伸びしろについては小さい顔ぶれが多くなってしまっています。美馬投手以外の3名は今シーズンも一定の成績を残したとはいえ、投手陣の未来を考えたときには不安が残ると言わざるを得ません。

田中投手や中森投手などの期待できる若手先発候補も数名いるのですが、近未来に向けての先発投手層は薄い状況です。したがって、早いうちから先発ローテを担えるような即戦力候補については、今ドラフトで必ず確保したいところです。

 

 

中継ぎ陣に目を移しても、やはりベテラン陣に依存度が高いという問題は同様に存在している状況です。

今シーズンは鈴木投手と横山投手という左右の速球派が相手打者を圧倒し、一気に中継ぎエースとしての役割を確立しました。この2名に加え、菊池投手と岩下投手あたりは今後の中継ぎのコアメンバーとして数年は計算できる存在と言えます。

一方で、クローザーとして奮闘しつづける益田投手、キャリアハイの成績を残した国吉投手、荒れ球が持ち味の澤村投手と、35歳前後の速球派の働きも大きなものがありました。この3名は実績豊富な上に現在も中継ぎ陣の重要なピースを担っていますが、一方でここ数年は奪三振能力が低下気味であることはやや不安なポイントです。また、彼らベテラン陣に取って代わりたい20代中盤~30歳くらいの面々も、一軍定着するには決め手に欠ける投手が多いです。中継ぎ陣の選手層も薄めであると言わざるを得ません。

したがって、先発候補の即戦力系投手だけでなく、中継ぎとして早めに計算が立ちそうな即戦力候補投手についても、ドラフトにて可能な限り獲得したいところです。

 

ここまで即戦力候補投手の獲得の必要性について述べてきましたが、こうした投手の獲得に当たり、もし選択の余地があるのであれば、可能な限り左腕を優先していくべきです。その理由は簡単で、上の分布表からわかる通り、支配下投手に25歳以下の左腕投手がいないからです。右投手と比較して左投手の絶対数が少ないため、ある程度の偏りは仕方ないかもしれませんが、それでもドラフトを用いて少しでも編成面でバランスをとっていきたいところです。

 

 

最後に高校生投手の獲得についてですが、今ドラフトではこのカテゴリに当たる選手が粒ぞろいであること、ここ数年マリーンズは必ず支配下で高校生投手も踏まえて、支配下で1名は指名しておきたいところです。ここまで述べた通り現有戦力の層の薄さが課題とはいえ、佐々木朗希投手という現役最高クラスのお手本がいるうちに、次なる逸材を育てていきたいものです。

 

ということで、ここまで述べたことをまとめます。

 

現状のマリーンズ投手陣容を鑑みたとき、今年のドラフトで狙うべき選手は以下の通りです。

 

【投手指名方針のまとめ】
  1. 1年目から一軍先発ローテーション争いに参戦できる力量の即戦力候補投手(最低1名)
  2. 中継ぎとしても運用できる即戦力候補投手(最低1名)
  3. 次世代を担うエース候補としての素質がある高校生投手(できれば1名)

 

※上記1~3は左腕であるとなお良い

 

 

2.現状整理(野手編)

 

 

【表の見方(再掲)】

  • 年齢は「2025年3月31日」時点での数字を記載しています。
  • 今シーズンの一軍出場機会が多い順に「赤太字赤細字→黒字→青細字青太字」で表記しています。(2024年10月8日時点)
  • 育成契約選手は表に記載できていません。

 

今シーズンは12球団で三番目のチーム打率(.248)を残すなど、打低環境の中でまずまずの攻撃力を誇ったマリーンズ。ですが、その陣容を見ると決して万全な陣容とは言えない状況です。

 

 

まず捕手陣を見ると、攻守に高い貢献度を誇る佐藤選手、熟練のインサイドワークを見せる田村選手が主力として戦い抜きました。その他にもトッププロスペクトの松川選手や寺地選手もおり、今後数年の主力捕手という意味では見通しは悪くありません

ただ、捕手は他のポジションにも増して守備負担が大きいうえに特殊であるため、どうしてもある程度の頭数が必要です。先程名前を挙げた4名以外の捕手としては柿沼選手と植田選手がいるのですが、どちらも年齢を考えると伸び悩んでいる感は否めません。また、緊急時の捕手としては大下選手もいるのですが、あくまで「緊急時」であり、専任の捕手ではありません。

したがって、仮に今シーズンに捕手の人員入れ替えをチームとして画策しているのであれば、ドラフトで1名捕手を獲得するべきでしょう。ただし捕手獲得の有無は、あくまで「退団する捕手がいるか」と「ドラフトで何人獲るか」の兼ね合いによって大きくされることは留意すべきです。

 

 

次に内野陣を見ると、20代中盤のレギュラー候補こそそれなりにいるものの、不動のレギュラーと見るには若干物足りない存在が多くいる状況です。

 

特に考えなければいけないのがファーストのソト選手とサードの中村奨吾選手の後釜についてでしょう。36歳のソト選手は今シーズン良好な成績を残しているものの全盛期ほどではなく、32歳の中村奨吾選手も試合に出続ける強さはあるものの成績は少し低迷してきています。年齢面や直近2シーズンの成績を考えると、ここからあと5年間をこの2名に頼るのは相当難しいでしょう

 

ここで参考として、10月8日時点におけるチーム毎の本塁打の総数と、年齢層別(20代以下、30代以上)の内訳を以下の通り掲載いたします。

 

 

※筆者の手計算のため、誤りがあれば申し訳ありません。

 

以上の通り、今シーズンはチームとして長打力を完全にベテラン勢(特に助っ人)に頼ってしまっており、チームバランスとしてはいびつなようにも見えてしまいます。一三塁だけでなく、後でも触れる両翼やDHなど、攻撃力が求められるポジションを外国人選手やベテラン陣に任せきってしまっている状況です。

 

話を内野陣に戻すと、チーム内に一三塁の若手レギュラー候補がいないわけではなく、ドラ1組の上田選手や安田選手に加え、打球飛距離抜群の山口選手など、パワーを秘めた選手がいます。しかし、今シーズン、安田選手や山口選手は完全に足踏みのシーズンを送ってしまいましたし、ルーキー上田選手も才能の片鱗を見せるにとどまりました。

昨年に上田選手を獲得した上、安田選手も山口選手もまだ伸びしろを残していることから、この3名にもう1年託すという方針も考えられると思いますが、筆者としては今年もドラフトで大砲候補を1名獲得すべきと考えます。大砲候補を新たに獲得することで、停滞気味の安田選手や山口選手に火をつけうるという副次的な効果も期待できます。

 

 

そして外野陣を見ると、個々のレベルが高いハイレベルな布陣ではあるものの、内野陣と同様に長打力の面でベテラン陣へ依存度が高いという実情が見えてきます

昨シーズンに引き続き本塁打を量産したポランコ選手、攻守に年齢を感じさせない躍動感の岡選手、波はあったものの安打を量産した角中選手、荻野選手と、今シーズンもベテラン陣が打撃面でチームを引っ張りました。一方で20代メンバーを見ると、故障さえ癒えればNPBトップクラスの質を誇る髙部選手、開花の兆しを見せた藤原選手、韋駄天の和田選手、二軍では本塁打を量産した山口選手、山本選手など、未来の主力候補にも力のある選手はいるのですが、現状の長打力という面ではどうしても見劣りしてしまいます

したがって、外野手についても、今年のドラフトで打力に強みのある選手を1名は獲得したいところです。現有メンバーの個々の実力が高い以上すぐに一軍に割って入るのは容易ではないですが、いまのベテラン陣に衰えが予測される2,3年後には一軍戦力として定着できそうな若武者を指名すべきかと思います。

 

 

最後に高校生野手の獲得の必要性について触れます。

 

捕手陣では寺地選手が高卒1年目として上々の成績を残し、松川選手も着実に実戦経験を積んでいます。また、内野陣も、金田選手がなかなかの成績を残している他、育成の松石選手や勝又選手も二軍で出番を与えられるなど期待でいる存在です。一方で、外野陣については山本選手を除けば二軍で鍛えるべき選手が育成選手しかおらず、その育成選手もマーティン選手を除けば支配下登録にはまだ時間がかかりそうに思います。

したがって、今ドラフトでは、指名枠に余裕があれば、外野手として将来の軸になる未来が見えそうな、走攻守三拍子そろった高校生野手を支配下で獲得すべきでしょう。

 

ということで、ここまで述べたことをまとめます。

 

現状のマリーンズ野手陣容を鑑みたとき、今年のドラフトで狙うべき選手は以下の通りです。

 

 

【野手指名方針のまとめ】
  1. 一三塁を担うのに十分な打撃力を持つ即戦力候補内野手(1名)
  2. 攻撃力不足を早期に解決する可能性の高い即戦力候補外野手(1名)
  3. 将来のセンター候補として未来を描ける、走攻守三拍子そろった高校生野手(1名)
  4. 捕手の人数不足を補う、確かな守備力を持つ捕手(場合によって1名)

 

 

 

3.ドラフト指名案

ここまで述べた通り、投打ともにベテラン頼みになっていることが、マリーンズ選手編成面における大きな課題です。ですので、もちろん力のあるベテランには頼っていくことも必要ですが、未来を見据えるうえで、今ドラフトで的確な指名ができるかは非常に重要となってくるでしょう。

その中でも、より緊急性が高いのは投手陣の補強であると考えます。その理由としては、野手陣はセンターラインに20代のレギュラー(候補)がいるのに対し、投手陣はベテランリリーフ陣が若干スタッツの面で悪化傾向にあることに加え、エース級である佐々木投手のMLB挑戦にも備える必要があるからです。

 

となると、マリーンズが狙うべきトップターゲットが関西大金丸投手であることは間違いないでしょう。歴代のアマチュア球界でもトップクラスの逸材で、かつチームに不足している左腕でもあることから、まずは金丸投手を軸とした指名案を作成しようとしました

ただ、個人的な都合で大変恐縮なのですが、このままだと12球団の指名案シリーズに愛工大中村投手が登場しないことに気づいてしまいました。愛工大中村投手は今ドラフトにおけるナンバーワンの右腕であり、マリーンズが好んで指名する剛速球投手というところも踏まえて、本記事では第一案として愛工大中村投手を軸とした指名パターン(以下、「中村投手指名パターン」)を作成しました。中村投手を軸に、投手の利き腕にはこだわらず速球で押していけそうな投手を中心に獲得していくことを意図した内容となっています。

 

そして第二案として、投手を指名していくうえでより手薄な左腕を優先する方針もあってよいと考えました。そこで、左腕としてのスケール感が特大である上に高校生としてはなかなかの完成度を誇る、東海大相模高藤田投手を軸とした指名案(以下、「藤田投手指名パターン」)を作成しました。藤田投手を軸に、2位以下でも早くから戦力になりそうな左腕を優先的に獲得することを目的とした指名内容となっています。

 

なお、支配下指名人数については悩みましたが、近年のマリーンズが支配下指名人数を絞り、その分育成選手を多めにとる傾向にあることと、現状の支配下選手人数が70人と多いわりに今のところリリース人数が少なめであることを考慮し、5名とさせていただきました。

(本当はもう少し獲った方がよいのでは、と個人的には考えています)

 

 

 

【中村投手指名パターン】

 

  • 1位の中村投手は、最速159km/hの剛速球と変化量の大きいスライダーやフォークで打者を圧倒する、今ドラフトではNo.1の右投手です。平均球速も容易く150km/hを超えるレベルであり、既にプロのトップ級の速球派先発投手と比較しても遜色ない出力を誇ります。時折ストレートが甘くなるところさえ改善されれば、あっという間に球界のエースとなってもおかしくありません。

 

  • 2位の佐々木選手は、大学1年生から有力投手相手に本塁打を量産し続ける、同期の西川選手と並ぶ今ドラフト最高クラスの長距離砲です。その打撃は豪快そのもので、少しでもボールが甘く入れば簡単にレフトスタンドへ叩き込みます。好不調の波が激しい欠点が見られる一方で、試合を決める一発を放つ場面も多く、その集中力の高さも魅力です。

 

  • 3位の正林選手は、広角に長打を放つ技術の高い、コンタクト能力に優れた高校生外野手です。50m6.0秒の俊足と遠投100mの肩と身体能力にも優れており、少なくとも両翼を守るには十分な身体能力を備えています。今年の高校生外野手では総合力No.1と言っていいでしょう。

 

  • 4位の山口投手は、身長193cmの恵まれた体格から、足を大きく振り上げるフォームで最速151km/hを投げ込む、まさに未完の大器と呼ぶのがふさわしい高校生右腕です。変化球やランナーを置いた時の投球など課題は少なくない印象ですが、むしろプロ好みの原石でしょう。「○○のダルビッシュ」と思わず言いたくなる大きなスケールを感じます。

 

  • 5位の岩崎投手は、最速153km/hの直球とカットボールをはじめとする多彩な変化球で投球を組み立てる、打たせて取る能力の高い大学生右腕です。カットボールの他にもスライダーやカーブを使った緩急も使えるなど、投手としての引き出しの多さを感じます。ランナーを出しながらもピンチでギアチェンジできる投球を見るに、先発向きと思える好投手です。

 

 

 

【藤田投手指名パターン】

 

 

  • 1位の藤田投手は、身長198cmの高身長を活かし、クセのないフォームで最速150km/hの威力あるストレートを投げ込む高校生No.1左腕です。体格の割に制球も安定しており、完成度とスケール感をハイレベルに兼備した逸材です。今までの日本人にはいなかったスケール感の左腕であり、佐々木朗希投手に続く令和の怪物になれる逸材です。

 

  • 2位の吉田投手は、最速152km/hの直球と切れのいいスライダーやチェンジアップで奪三振の山を築く、高卒四年目の社会人左腕です。個人的には球持ちの良さに強みがあると見ていて、平均140km/h前半の球速以上に速さを感じます。強豪の東海理化相手に完封勝利するなど、特に今春から今夏にかけて先発として多くの結果を残しており、関西大金丸投手に次ぐ即戦力候補の左腕と見て間違いないでしょう。

 

  • 3位の吉鶴投手は、最速151km/hの直球と変化球をしなやかなフォームから投げ込む、今年の東京六大学リーグではトップクラスの左腕です。安定して高い出力で投げ込めることも強みの一つであり、ショートイニングであればすぐにプロでも使える気がします。マリーンズで活躍した吉鶴憲治元捕手(現SBコーチ)を父に持ちますが、二世選手というのを抜きにドラフトで指名される実力を持った好投手です。

 

  • 4位の颯佐選手は、俊足強肩の身体能力が今ドラフトでもトップクラスの高校生ショートです。最大の魅力が遠投110mを誇る強肩で、投手としても最速148km/hを叩き出します。マリーンズは時折二刀流のポテンシャルを秘めた高校生を指名する傾向にあり、地元出身ということもあり今年のその枠は颯佐選手ではないかと予想します。

 

  • 5位の櫻井選手は、広角に長打を放てるパンチ力が魅力の、昨秋に東都で首位打者に輝いた強打の外野手です。遠投110mの強肩も備えており、アグレッシブなプレースタイルでチームを引っ張ります。今春リーグ戦では不調だったものの、秋には復調の気配を見せており、ドラフトに向けたラストスパートの盛り返しが楽しみな存在です。

 

 

繰り返しとなりますが、マリーンズが狙うべきトップターゲットは金丸投手だと筆者は思っています。ただ、「今ドラフトを考察する上で一度も中村投手に触れないのはあり得ない」という当ブログの勝手な都合上、今回の案では即戦力候補投手として中村投手を優先させていただきました。

 

ということで、今回の記事は以上です。

ここまでお付き合いくださり誠にありがとうございました。

 

次回は2024年福岡ソフトバンクホークスのドラフト戦略について記事にする予定です。